生け花とは?基本からやり方、コツ、豆知識をかんたん紹介

生け花とは

生け花は、歴史が深く、ちょっと敷居が高く感じられるますが、少し知るだけでいつもの生活にも活用できるカジュアルな部分もあります。

まずは、生け花とは何か、基本的なルールなどを詳しく紐解いていきたいと思います。

読み終わるころには、生け花をさっそくはじめてみたくなるかもしれません。ぜひ参考にしてください。

1.生け花(いけばな)とは何か?

生け花とは、室町時代「立て花」として誕生しました。時代の様を映し、様式を変えながら現代の形に変化しています。

現代は立華・生花(せいか・またはしょうかと読む)・投入花(瓶花)・現代花・盛花・自由花・景花・造形花などすべてを「いけばな」とひらがな表記して呼びます。

2.生け花の基本を抑えよう

生け花の基本的な概念として、花器の上に小さな芸術的な造形物をつくることです。

その際、自然の草木を材料としますが、それは自然から切り離したものであり、生命があるものではなくなっています。

その生命がなくなってしまった切り花に再び生命を吹き込んだような、自然に似た姿に美しく整えたり、造形したりすることが生け花と称しています。

この基本概念を正しく理解していないと、仕上がりが不自然になってしまいます。

3.生け花のやり方、コツをかんたん紹介

まずは、器や道具の呼び名を覚えましょう。

生け花のやり方、コツ①「一輪挿し」

花を一輪ぐらいいけられる小さなもの。

大正時代から昭和初期にかけて流行した銀色金属製で桃尻のものだが、現代では陶器・ガラスなどさまざまな材質のものが出回っています。

手軽に始められ、生活の中に取り込みやすい利点がある。もし、手軽に始めたい場合は、一輪挿しからデビューすることをおすすめします。

生け花のやり方、コツ②「籠花入れ」

生け花の器として、室町時代から庶民の間で進化し、発展していきました。

現代ではプラスチック製のものが多く、耐久性が上がっている。

生け花のやり方、コツ③「花瓶」

一般的によくみられる、陶器の花器。剣山を使えないため、花を整えるには花材を仕掛ける必要がある。

器の種類の幅が広く、多様なものを楽しむことができる。

生け花のやり方、コツ④「ガラス器」

夏などには涼しさの演出に適している。透明なものだけでなく、半透明・不透明なもの・柄が工夫されているものや様々な色のものを選ぶこともできる。

一輪挿しのものから平らなものまで、現代の洋式な生活の中には取り入れやすいひとつです。

生け花のやり方、コツ⑤「コンポート」

果物を盛るときに使うお皿です。現代では、花器としても広く用いられています。

挿し口が広いため、剣山を使い花材を挿していきます。日本古来の花よりは、洋風な花のほうが相性が良いとされています。

次に覚えておきたい草木、花を「留める」方法についてみていきましょう。

生け花のやり方、コツ⑥「留める」

器や花材に仕掛けをして留める場合と剣山などを使って留める場合があります。

・花材を斜めに挿し、内壁と固定させる方法

・花材の根元を折って留める方法

・一文字の留め木や割りばし・枝などの切れ端を器の支えたい部分に入れ込む方法

・茎の細いものなどには、挿したい部分をティシュなどでくるみ太さをだす方法

4.生け花に関する豆知識をかんたん紹介

生け花を調べる中で必ず「剣山」とでてきます。

草木などを挿して留めるものが剣山と呼ばれており、目の粗いものから、細かいもの大小さまざまあります。

ある程度重さがないと、花がひっくり返って台無しになることもあります。

そんなトラブルをなくすためには、剣山と同じ大きさに切った新聞紙を下に敷くか、市販されている剣山マットを用いると、花材を挿しても動きにくくなります。

また、剣山が曲がってしまったときは、処分するのでなく、「剣山おこし」という道具を使ってもとに戻すことも可能です。

最後に

生け花は剣山に挿すイメージが強いかもしれませんが、「浮き花」といって器などに水を入れそのなかに花びらをうかべるものも手法の一つとされています。

春の散った桜を少し持ち帰り、家にあるグラスなどに水をはって花びらを浮かせるだけで生け花となります。

専門的に学びたい方は、流派などいろいろありますが、まずは堅苦しイメージから入らず、普段の生活に取り入れやすい方法から始めてみましょう。

日常生活にお花を生けるものが原点ですので、肩ひじ張らずに取り入れみてはいかがでしょうか。