フラワーアレンジメントとは?材料や作り方をかんたん紹介

フラワーアレンジメントとは

冠婚葬祭やいろんな贈り物でも大活躍してくれるのは、何といってもフラワーアレンジメントです。お花の美しさ、香りだけを送るだけでなく、芸術的に仕上げられてものは格別です。

今回は、多様なシーンで活用できるフラワーアレンジメント基本から紹介します。

1.フラワーアレンジメントの定番・人気の7タイプ

扇形のをフラワーアレンジメント

フラワーアレンジメントの中で、最もよく使われるスタイルの一つです。このフラワーアレンジメントでは、花と葉が扇の形に配置されています。

楕円形のフラワーアレンジメント

楕円の形に花を配置していくフラワーアレンジメントです。バラ、ヒマワリ、ダリア、ハス、チューベローズ、ユリなどがよく使われています。

明るい花が使われるので、主に花束の誕生日や結婚式、パーティーなどで使うのが理想的です。

縦型フラワーアレンジメント

花束や花かごによく使われるアレンジメントのひとつです。

様々な色や形の花を組み合わせて使用します。このアレンジメントは、世界中のすべてのフラワーアレンジャーや花屋に愛されている形です。

ホリゾンタルフラワーアレンジメント

さまざまな色の花が列になっており、またはジグザグに配置されていてます。通常、香りの強い花を使用します。

トライアングルフラワーアレンジメント

その名の通り、三角形の形をしたフラワーアレンジメントです。束ねた花を三角形にカットして、この形を作ります。

このフラワーアレンジメントでは、真ん中に大きな花があるのが一般的で、フラワーアレンジメントの束の美しさを引き立てています。

三日月型フラワーアレンジメント

摘んだばかりの花に、緑の葉や茎を添えて、花かごに生けるアレンジメントで、Cタイプとも呼ばれています。

このタイプのフラワーアレンジメントでは、花かごがとても美しく、華やかに見えます。

S字型フラワーアレンジメント

S字型をしたフラワーアレンジメントのことです。サイズが大きいので、お祝いので使うのがおすすめです。

2.フラワーアレンジメントとは?作るにはどんな材料が必要?

フラワーアレンジメントとは、簡単に説明すると洋風に飾り付けられた生け花のことです。

美しいフラワーアレンジメントを作る為には、以下の基本的な用具が必要となります。

フラワーアレンジメントに必要な材料とは

オアシス

スポンジ状の化学製品で、花止めの役割と植物に水を吸わせる役目をします。

オアシスピック

オアシスと花器を固定させます。

剣山

太い枝を挿すとき、オアシスで支え切れないので使用する場合もあります。

耐水テープ(オアシス用)

オアシスが動かないように固定する時に使用します。器にピッタリとはまる場合は使用しないときもあります。

チキンワイヤー

オアシスが崩れないようにかぶせたり、丸めて網目に花を挿したい場合などに使用します。

ハサミ類

花を切る為に使用するハサミと、ワイヤーなどを切る用のハサミもあると便利です。

霧吹き

アレンジメントの水やりの際必要となります。

花器

置く場所や、贈り物のイメージに合わせて器を選ぶ必要があります。作りたい形状に合わせやすいものもあるので、器選びは大変重要になります。

3.フラワーアレンジメントの作り方を簡単紹介

作りたい形によって手順やポイントは異なりますが、基本的な部分は同じなので、基本部分を抑えて作りましょう。

基本の水揚げ

水切りの方法が一般的です。水の中で切り、切り口から空気が入らないようにして行う作業です。

その他に、専門的に行う場合は花材によって水揚げ処理が異なります。

熱処理

切り口部分を熱湯につけぬるくなったら取り出して水に再びつける方法。

焼き処理

花や葉を濡れ新聞紙に包んで、根本が黒くなるぐらいに焼きすぐに水に入れて2時間ぐらい放置する方法。

殺菌作用などがあり、お盆やお彼岸の切り花でも同じ処理を行う場合が多い。

切り口を砕く

根元をたたいて砕き水につける方法。

皮をむく

根元2センチぐらいをむき、水の吸い上げる面積を広くする処理方法。その他に、アルコール・塩ミョウバン処理、薬品処理などがあります。

フラワーアレンジメントでラウンド型に仕上げるには

丸く、やわらかな雰囲気の形に仕上げる基本的な型です。

ポイント

花の位置に気を付けながら、丸のラインをまとめるようにする。

器を回転させながら、どこから見ても正面になるように挿す。

1.中心にまっすぐ挿す。

2.1に対して交互に器の縁に沿わせて挿す。

3.2の内側に交互に挿していく。

4.中心の周りに挿す。

5.花と花の間に空間がある場合は、葉などを挿し埋める。

6.美しい丸の形が再現できているか確認しながら、花を挿し埋めていく。

フラワーアレンジメントでそのほかの型で仕上げるには

ダイヤモンド型

ひし形を崩さないようにアウトラインを挿すときはひし形の形を図りながら作る。前後どちらから見ても正面になるようにアレンジする。

ホリゾンタル型

水平に近い横広がりの形が特徴なので、ゆるやかな楕円を描くようにする。テーブルの中央に飾ることが多いので、どの位置から見ても美しくなるように下げる。

トライアンギュラー型

三角形の基本型で、花をバランスよく三角形に構成するところがポイントです。

バーティカル型

直立形の美しいラインが特徴的なので、線のきれいな枝物や花を選ぶ。

*その他にも美しい型があります。

4.フラワーアレンジメントの値段の相場は?

フラワーアレンジメントの相場は、贈り物のシーンの一般的相場に準じている場合が多いです。

誕生日:3000円~10000円

お悔み:5000円~10000円

出産祝い:3000円~+ギフトセット

退職祝:5000円~

など、基本は3000円以上が一般的です。もう少し予算を抑えたい場合はできなくはありませんが、あまりおすすめできません。

アレンジメントに限らずお花のオーダーのお花選びはお店側で行うことが主流です。「この花は入れて欲しい」など希望が出せますが、全部の花の指定は難しいです。

お任せするので、予算に余裕をもってオーダーできるのが望ましいです。

フラワーアレンジメントはどのくらい長持ちするのか?

お花の種類、季節にもよりますが、上手に管理できれば数週間楽しむ事も可能です。その為に一番重要なのが置く場所と水やりです。

直射日光がずっと当たっている場所ではすぐにダメになってしまします。また、暖房や冷房の風が直接当たるところも不向きです。

水やりは、夏場はほぼ毎日、冬場は2.3日ごと霧吹きで行いますが、オアシス部分を手で触って乾いている場合はオアシスに直接水を与えます。

夏場は暖かい水だど、弱るので冷水にしましょう。

最後に

自分自身でアレンジメントをする場合、オアシスへ挿す感覚がとても気持ちが良いです。仕上がるにつれ、想像していた形が再現できるのは爽快です。

ご自身で作らなくても、贈る相手を思いながら用意すれば、本当に心がこもった贈り物になることは間違いないです。ぜひ、たくさんの生活のシーンにアレンジメントをご活用下さい。