台湾の季節を彩る花まとめ!訪れる前に知っておくべき可憐で綺麗な花とは

台湾 花

日本から4時間前後のフライトで台湾に到着です。おいしい台湾グルメやトロピカルフルーツに魅せられて、台湾通いをする人もいっぱいです。

台湾では、フルーツと同じように、たくさんの花々が私たちを迎えてくれます。

ここでは、台湾の季節を彩る、代表的なお花をご紹介します。この次に台湾に行くときは、花紀行もいいかもです。

1.訪れる前に知っておきたい!台湾の国花「梅」について

台湾の国花は梅の花です。日本では、梅の花は、「春告げ花」と呼ばれ、春の訪れを告げる花です。まだまだ寒さ厳しい2月ごろから咲き始めます。

台湾は沖縄より南にありますから、梅の花の時期が日本と少しずれています。1月中が見頃です。台湾にも、梅の名所があります。台南の梅嶺風景区や、台中の梅林親水岸が有名です。

ちなみに、台湾がオリンピックなどの国際大会に出場するときに掲げる旗は、白地に梅をかたどりその中に中華民国の国章と五輪をあしらったもので、梅花旗と呼ばれることもあります。

2.台湾の春を告げる花「木棉」

木棉は、「もめん」とは読まず、「もくめん」と読みます。台湾読みでは、「ムーミェン」、日本語では「きわた」または、「ワタノキ」、英語では、コットンツリーといいます。

種子に白い毛が生えて、綿のように見えます。実際、枕や布団の綿として使うそうです。

その木棉花は、台湾では、本格的な春の訪れを告げる花と考えられています。

いくら、温かい台湾といえども、本格的な春の訪れは3月から4月ごろまで待たなければなりません。そのころ咲くのが木棉花です。

桜のように花が葉より先に開きます。赤い肉質の五弁花で、ちょっと椿に似ています。

幹がまっすぐに伸びて、街路樹としてよく植えられています。その季節に台湾に行かれたら見つけてくださいね。

3.台湾の5月に雪が降る?!「油桐花」について

台湾人のお花見といえば、油桐花(ヨウトンファ)といわれるぐらい、台湾人に親しまれ、各地に咲いています。

遠目に山が真っ白に見えるぐらい、白いきれいな花が山一面に咲きます。見頃は4月中旬から5月上旬。台湾では平地ではなく、山間部でよく咲いています。

咲いている花ももちろんきれいだけれど、散り敷いた様子もまたきれいで、まるで雪が積もったように見えるので、五月雪、場合によっては四月雪と呼ばれます。

花びらが1枚1枚散るのではなく、まだみずみずしい花がまるごと舞い散ります。まるで雪が積もったような様子です。ぜひ、見にお出かけください。

4.台湾で見て!食べて!2度楽しめる「金針花」

金針花(チンチェンファ)は、黄色~橙色がきれいなユリ科の花です。

日本語ではワスレグサといいます。ノカンゾウやニッコウキスゲの仲間です。そう聞けば、花のイメージがつかめましたか?

台湾での見頃は8月上旬から9月下旬までです。山の斜面一面を埋め尽くす金針花は、本当にきれいです。台東の六十石山は金針花で有名なスポットです。

この金針花、つぼみや花を天ぷらにしたり、ドライにした花をスープに入れたりして楽しめます。ぜひ、味わってみてくださいね。

5.台湾の山の中に出現する!一面の花畑!

毎年11月~12月にかけて、台中市の山奥、一社地区に一面の花畑が出現します。その名前は、「新社花海」。花海、言いえて妙の言葉です。

東京ドーム6個分の広さに、色とりどりの花がまるでカーペットの模様のように広がります。別名「台中フラワーカーペットフェスティバル」とも呼ばれる大イベントに成長しました。

色とりどりのお花のカーペットなら、インスタ映え間違いなしですね。

6.台湾旅行で訪れたい花のイベントまとめ

台湾の烏来桜祭り(2月〜3月)

新北市にある烏来は、台北市中心部から車で約40分のところにあります。豊かな自然、温泉、原住民の文化、そして毎年2月から3月にかけての桜の季節が魅力的です。

九族文化村の桜(2月)

毎年2月から3月にかけて、日月潭と九族文化村は満開の桜に包まれ、台湾中部で最も桜の多い地域となります。

2001年から開催されている「桜祭り」では、数百本の桜を中心に様々なイベントが行われています。

陽明山花祭(2月~3月)

陽明山国家公園は、台湾台北市北投区に位置し、温泉と豊富な動植物で有名な公園です。

亜熱帯と温帯の気候で、陽明山国家公園には30種類の哺乳類、21種類の両生類、22種類の魚類、53種類の爬虫類、122種類の鳥類、168種類の蝶類、無数の昆虫や無脊椎動物が記録されています。

阿里山桜祭り(3月~4月)

阿里山森林遊楽区は国際的に有名で、多様な生態、多彩な原住民文化、特色ある森林鉄道、雲海や日の出・日の入りなどの魅力的な景観が、世界中の多くの観光客を引きつけています。

客家桐花祭 (3月~5月)

桐の木は主に客家の人々が住む場所に植えられており、台湾客家文化の重要なシンボルとなっています。

桐の木は中国南部、ビルマ、台湾北西部などでよく見られる落葉樹で、高さは20メートルほどにもなります。日本統治時代、苗栗の丘陵地帯は桐の生育に最適な場所であったため、大量に植樹されました。

士林邸バラ展(3月〜5月)

蒋介石士林官邸は、台湾台北市士林区にあり、1975年4月5日に蒋介石が亡くなるまで、1950年から1975年まで25年以上、蒋介石元総統とその夫人の終の棲家として使用されました。

1996年まで一般公開されていませんでしたが、2012年1月27日より、灰青色の2階建ての本館が一般公開されています。

台南白河蓮花祭 (6月~8月)

台南市白河区は、台湾で最も有名なハスの産地です。毎年6月から8月にかけて、白河ではこの美しい花の開花を祝って特別な「蓮祭り」が開催されます。

白河区は蓮の栽培が盛んで、涼潭、広安、玉峰、大竹、肇安などに蓮池があり、蓮の花でいっぱいの特別な雰囲気が漂っています。

最後に

台湾のお花事情をまとめました。日本と同じような花あり、日本ではあまり見かけないような花ありでしたが、見てみたいお花はありましたか?

国が違っても、美しいお花が好きというのは変わりません。台湾に行って、きれいなお花にぜひ癒されてくださいね