春を感じる!梅の種類や豆知識、見頃などをかんたん紹介

ウメの花

梅は、奈良時代以前に中国から渡来または、九州に自生していたともいわれています。古くから多くの人々に愛され、親しみのある花として評価もされています。

今回の記事では、身近な植物だからこそ知っておきたい「梅」について掘り下げていきたいと思います。

1.知っておくとより楽しめる!梅の豆知識をわかりやすく紹介

バラ科の落葉小高木で、果実を食用とするミウメ、花を観賞するハナウメに大別されるのはご存知で消化。すべての梅が食べれるわけではないのです。

多くのハナウメは園芸種が作られ、江戸時代以降に広く植えられ始めました。

梅の種類をかんたん紹介

園芸品種の多くは、野梅性・紅梅性・豊後性・杏性などに分類されます。

梅の種類①「野梅性(やばいしょう)」

野梅から変化した原種に近い梅、枝が細く梅の子孫といわれている。葉和比較的小さく、花は白・薄い紅など、香りが良いものが多い。

ミチシルベ・シロカガ・オモイノママ・冬至など

梅の種類②「紅梅性(こうばいしょう)」

野梅系から進化したものと言われている。花色が明るく紅葉しているものが多いが、まれに白花もある。庭木や盆栽などに使われることが多い。

ケンキョウ・ベニチドリ・ツキカゲシダレ・鹿児島など

梅の種類③「豊後性(ぶんごしょう)」

梅とあんずとの雑種で、強くて丈夫。花は大輪で淡い紅色のものが多くあり、遅く咲くものが多いが花の香りは少ない。

豊後・ヨウキヒ

梅の種類④「杏性(あんずしょう)」

豊後性と同じく、梅と杏との雑種で、葉が比較的小さく、遅咲きのものが多い。
同じく香りはあまりない。

記念・一の谷など

これらの変種や品種として、難波性(なにわ)・青軸性(あおじく)・紅筆性(べにふで)などがあります。

梅の種類⑤「実海(みうめ)」

字のごとく、実を楽しめる種類。南梅・白加賀・鶯宿・玉梅など

梅の見ごろや開花時期、育て方などを紹介

花の季節は早いところでは2月から、寒冷地では3月から4月頃に咲くことが多いです。

萌芽力が旺盛なので、仕立て方と剪定のコツをつかめば簡単に美しい樹姿と開花が楽しめます。

梅の栽培適地

日当たりの良い場所を好み、耐寒性があり、全国的に庭木として育てることができます。

小さく仕立てて、盆栽でも楽しむことが可能です。

梅の剪定

花芽が7月ごろからでてきます。単に花を咲かせるためだけであれば、放置しても育ちます。しかし、せっかく育てるのであれば樹形も整えたいですね。

単純なことですが、一番大事なのは樹形のイメージをしっかりと作っておくことです。剪定は、つぼみが膨らむ前の冬季・開花後・新梢の伸びた時期の3回に行うのがベストです。

伸びすぎたところは元から切り取りますが、花後の剪定は、翌年の花芽をつける枝を伸ばすのが目的なので枝先を全体の1/3ほど切り戻すのがポイントです。

夏場の剪定は、間引きを主体とし、弱々しい枝や逆さ絵だなどを切りましょう。

梅の仕立て方

低い樹形にしたい場合は、開心自然形仕立てという仕立て方にします。中心の幹を80cm以下の高さで切り、切り口から出る枝を放射状に3本残して主枝として伸ばしていきます。

よく果樹園の梅の木で見られる樹形です。つぎに、変則主幹形とよばれる仕立て方があります。制僕の主枝を一本いかし、幹人ともに斜めに傾けて植え替える方法です。

また、シダレウメは苗木から伸びる新梢を支柱などで支えます。幹から出る枝を切り戻すときは、しだれた枝の湾曲の外側にある芽を切り取ることがポイントです。

梅に似ている植物とは?

見た目が似ているが、科目も違う植物があります。豆知識としてちょっと目を通してみてください。

ウメモドキ

こちらはモチノキ科の植物で、葉が梅に似ていることに由来します。小さなスペースでも育てることのでき、実を楽しむことができます。

晩秋に落葉した後、赤い実をたわわにつける姿が、紅梅が咲いたように風情があります。しかし、6月頃に咲く花はあまり目立ちません。

この実をめあてにたくさんの野鳥が集まる、ウメモドキのすがたは晩秋から、冬にかけてのさびしくなる時期に楽しめる貴重な植物です。

梅ではありませんが、秋の風情を楽しむのにぴったりです。

ボケ

あまり花に詳しくない人が、ボケの花の咲いた盆栽などをみたら、「梅?」と間違う人もいるそうです。

実際、同じバラ科ですが、近縁として関東地方以西の山野に自生するクサボケがあります。こちも、盆謝意や庭木としても用いられることがあります。

園芸品種がとても多くあり、花色は紅・白・朱色・桃色や多数の色が咲き乱れる変わり咲きもあるほどです。黄色く熟す果実は香りがよく、果実酒に使われることが多いです。

最後に

バラの仲間だというだけでもびっくりですが、万葉集にもたびたび登場するはなであるが、中国から入ってきたのも驚きですね。

育てやすさもあり、人気は高いですが「木」なのでお庭がないと難しいと考える方も多くいるかもしれません。

しかし、近年の盆栽ブームで見直されていることもあり、梅人気が再燃しています。ぜひ、この機会に梅デビューしてみてはいかがでしょうか。