一度は訪れたい!四季折々の花が観賞できる奈良の名所

奈良 花

三方を山に囲まれた奈良盆地は、台風や雪の被害も少なく、穏やかな気候が続きますから、四季を通じてさまざまな花が咲き誇ります。

穏やかな気候なので、古代から都がおかれ、歴史遺産もあちこちにあります。奈良の花の名所は、そんな有名神社仏閣であることが多いです。

歴史的建造物を背景に咲き乱れる花々は、とっても奈良らしく、美しいです。とっておきの奈良の花の名所を、季節ごとにご紹介します。ぜひお出かけください。

1.春に訪れたい奈良の花の名所

春に訪れたい奈良の花名所①「吉野山 桜」

以前、近鉄電車の吉野山のポスターのキャッチコピーが「桜の国の桜の名所」でした。吉野山の桜を表現するのにぴったりなコピーだと感心しました。

吉野山には昔から桜が多く、シロヤマザクラを中心に200種3万本の桜が植えられています。

下から下千本、中千本、上千本、奥千本と山の下から山上へ、4月初めからほぼ1か月かけて咲いていきます。昔の歌人のあこがれであった吉野山の桜は、「一目千本」と言われる豪華さです。

春に訪れたい奈良の花名所②「大和葛城山 ツツジ」

奈良県と大阪府の府県境にある標高959mの大和葛城山は、5月になると、山全体がツツジの花で真っ赤に染まります。それは息を飲む美しさです。

大和葛城山のツツジは、「一目百万本」と言われています。さすがに百万本は言い過ぎかもしれませんが、初めて見た時は、鳥肌が立つぐらい感動しました。圧倒的なスケールです。

登山口から登る登山コースもありますが、けっこうハードなコースですので、普段山登りに慣れていない人には、ロープウェイを利用されることをおすすめします。

2.夏に訪れたい奈良の花の名所

夏に訪れたい奈良の花名所①「矢田寺 あじさい」

奈良県大和郡山市にある矢田寺は、高野山真言宗派のお寺で、本尊は重要文化財の地蔵菩薩です。別名は、矢田の地蔵さん、あじさい寺といいます。

矢田寺には、60種10000株のあじさいが25000㎡の境内に植えられています。

5月中旬に咲き始めるつるあじさいから、9月ごろに咲く中国のあじさいまで長い間楽しめますが、見頃は、6月初め~7月初めです。

夏に訪れたい奈良の花名所②「唐招提寺 蓮の花」

奈良市の唐招提寺(とうしょうだいじ)は、度重なる苦難にもかかわらず、中国から来日した鑑真和上が建立したお寺です。金堂南面に並ぶエンタシスの8本の柱は美しく、有名です。

唐招提寺では、鑑真和上が中国より持ってこられた「唐招提寺蓮」はじめ境内2か所の池に蓮が花を咲かせます。

見頃は、6月中旬から8月中旬です。蓮の花は、朝早くに咲きますので、午前中に行かれることをおすすめします。

3.秋に訪れたい奈良の花の名所

秋に訪れたい奈良の花名所①「談山神社 紅葉」

奈良県桜井市にある談山神社(たんざんじんじゃ)は、大化の改新の立役者、中大兄皇子(のちの天智天皇)を助けた中臣鎌足(のちの藤原鎌足)を祀る神社です。木造として現存唯一の十三重塔は必見です。

談山神社は、「関西の奥日光」と呼ばれ、3000本のカエデで境内が真っ赤に色づきます。十三重塔や社殿とのコントラストが見事です。

見頃は、11月中旬から12月初旬です。11月には、ライトアップもされ、幽玄の美を堪能できます。

秋に訪れたい奈良の花名所②「曽爾高原 すすき」

奈良県と三重県の県境に日本百名山の一つ、倶留尊山(くろそやま)があります。

そのふもとに広がる広大な曽爾高原(そにこうげん:奈良県宇陀郡曽爾村)は、すすきが一面を覆い、秋の陽を浴びて、銀色に輝きます。いっせいに風にそよぐさまは、雄大で心洗われるようです。

大阪から車で2時間弱、余裕の日帰りコースです。国道から曽爾高原への途中には、曽爾高原ファームがあり、地ビールや米粉パン、温泉などが楽しめます。

4.冬に訪れたい奈良の花の名所

冬に訪れたい奈良の花名所①「石光寺 寒ぼたん」

奈良県葛城市にある石光寺(せっこうじ)には、中将姫(ちゅうじょうひめ)の伝説が残っています。中将姫が蓮糸を五色に染めたとされる染の井があります。

このことから、別名染寺とも呼ばれます。春には、420種、2700株のぼたんが咲きます。

冬には、藁帽子をかぶせた寒牡丹が咲きます。雪をかぶった藁帽子の下に咲く寒牡丹は、けなげで美しいです。

春に咲くあでやかなぼたんとは印象が全然違いますが、どちらの季節も素敵です。寒ぼたんの見頃は12月初旬から1月初旬です。

冬に訪れたい奈良の花名所②「白毫寺 五色椿」

白毫寺(びゃくごうじ)は、奈良市東部、高円山にあるお寺です。長い階段を登り詰めると奈良市街を一望できます。

奈良三名椿(さんめいちん)の一つ、五色椿が有名です。樹齢約400年と言われる1本の椿の木から、紅、白、桃色の3色を基本に、さまざまな斑入りの花が咲くため、五色椿の名前がつきました。

散った椿の花が木の根元に散り敷くさまも見事です。見頃は、3月下旬から4月中旬です。

最後に

奈良の花の名所を季節ごとにまとめました。本当に代表的なものばかりを集めました。きれいな花、あでやかな花、清々しい絶景など、ここでご紹介したのは、奈良の花の名所のごく一部です。

まだまだ紹介しきれていないところがいっぱいです。紹介したいところがいっぱい残っています。