桜の花言葉とは?意味や由来、種類別にわかりやすく紹介

桜 花言葉

桜の花言葉をご存知でしょうか。

春を代表する桜ですが、季節的に出会いと別れの季節なのでその情景から同じような言葉を連想しそうですが、実際はどうなのか気になりますよね。

今回の記事ではそんな桜の花言葉について紹介しています。ぜひ参考にしてください。

桜の花言葉まとめ
  • 精神美、優れた美人
  • 想いを託す
  • 優美

1.桜の花言葉はなに?

桜

桜の花言葉は「精神美、優れた美人」です。

儚く散る花の姿が、優美に潔く見えることが由来のひとつと言われております。

満開を待ちわびて咲いた後、束の間の美しさを見せ、少しの風で散りゆく姿はなんとも言えない美しさがあります。

この姿に魅了され、美を中心に花言葉を付けたのは納得です。

2.桜の花言葉は怖いという噂は本当?

一般的に桜の「花言葉」が怖いという情報はあまりありません

いくつか調べてみましたが、花言葉というよりかはその咲く期間の短さや、「美」とった姿の逆を連想したのではないかと思われます。

日本は古くから、潔さを精神性の高さの表れとしてきたため、一見冷淡にも思われるこの表現が、怖さを増殖させたかもそれません。

また、桜全般の花言葉は、古来の花「ヤマザクラ」の花言葉に近いです。桜にはその他にも種類がありますので、別の種類の桜の花言葉をみてみましょう。

3.種類別で見てみよう!桜は種類で花言葉が違う

ヤマザクラの花言葉

本州・四国・九州に分布し温暖な気候を好みます。主に西日本で元も一般的な野生の桜として有名です。

古く西に都があった当時、盛んに詩歌に詠まれていた桜は、このヤマザクラだとされています。花言葉はもちろん上記に記載の通り、「精神美・優れた人」です。

オオヤマザクラの花言葉

北海道・本州・四国に分布しており、特に北海道では代表的なエゾヤマザクラの別名も存在します。また、花と同時に赤みの強い若葉も出てくるためベニヤマザクラとしても親しまれています。

花言葉は「優れた美人」です。樹皮の皮目が美しく、秋田県角館の伝統工芸品「樺細工」でも利用されています。

高級品としても珍重されていることから、美人の前に優れたがついたのでしょうか。

カワヅザクラの花言葉

昭和30年ごろ、静岡県河津町で発見された早咲き品種の桜です。カンヒザクラ・オオシマザクラの自然交雑により生じたと考えられています。

今では河津町の各所に植えられ、観光客に人気の場所です。花言葉は「思いを託します・淡泊」などです。ソメイヨシノに比べて、時間をかけて咲き進み桜の中での開花期間は長いです。

戦後に発見された品種ともあり、「思いを託します」との意味は深さを感じます。

ソメイヨシノの花言葉

現在は日本の桜代表のようなっていますが、その歴史はヤマザクラに比べたらかなり浅いです。

明治維新の頃、江戸染井から世にでた「染井吉野(ソメイヨシノ)」は接ぎ木を繰り返され、全国各地に広がりました。

花言葉は、「純粋・優れた美人」

由来は、ヤマザクラと同じく美を伝承していること、そして散形状に密集した淡紅白色の数個の花が咲く姿から純粋さを感じたといわれています。

シダレザクラの花言葉

一般的にはシダレザクラと言われていますが、正しくはイトザクラといいます。エドヒガンという種類の中で、枝の斉唱が早く下向きに垂れる栽培品種です。

優美な姿が人気で、古くより各地で栽培され多種類のクローン品種が存在し、花色や花弁の大きさの違いがあります。

花言葉は、「ごまかし、優美」です。木の部分を隠すようにする姿がごまかしと表現されたようい思います。

4.桜の花言葉と同じ意味の花はある?

花言葉の世界では、「優美」として、相手の魅力を伝える言葉として強さも感じます。

この花言葉を使いたくても、桜の咲く期間は短いのが常です。この花言葉を使いたいタイミングが、必ずしも桜の時期とは限りません。

でも、大丈夫です、桜と同じく相手の魅力を伝えるお花言葉を持つ花はあります。言葉の表現が似たものもありましたが、「優美」を軸にピックアップしました。

ジャスミン

花言葉は「優美・愛らしさ」桜と違う部分としては、もっと熱を帯びた感情を伝えたい場合と思います。上記の言葉以外にも、官能的・上品などもあげられています。

花の最盛期は5月で、桜とは重なりませんね。

コスモス

花言葉は「優美」コスモスは四季咲きのものもあるため、出回る期間が長いのが魅力的です。秋のイメージがあるかもしれませんが、7月~9月頃が最盛期です。

最後に

桜は種類を調べるのがとても難しい植物とよく言われます。野生種、栽培種を合わせると300種以上は確認されているそうです。

野生種の中でも交雑することもあるため、これから先、野生種であってもあらたな品種を発見する可能性もゼロではありません。

それに伴い、新たできる花言葉も楽しみのひとつかもしれません。