東南アジアのタイはトロピカルフルーツの宝庫です。
1年中暑いタイの季節は大きく雨季と乾季の2つがありますが、果物が美味しく種類もたくさん出回るのは雨季です。
今回の記事では、たくさんあるタイの果物のいくつかをご紹介します。
- マンゴー:タイのマンゴーは世界で最も美味しいとされています。特に「ナム・ドック・マイ」(Nam Dok Mai)は、その甘さと柔らかさで非常に有名です。
- デュリアン:タイはデュリアンの大手生産国で、その風味は一部の人々には極めて特異なものと感じられますが、愛好家にとってはこれほど美味しい果物はないと思われています。
- ランブータン:この果物は外見が毛深く赤いボールのようで、中身は甘くてジューシーです。
- マンゴスチン:タイでは「果物の女王」とも呼ばれるこの果物は、甘酸っぱくて非常に美味しいです。
- パパイヤ:タイ料理の定番であるソムタム(パパイヤのサラダ)の主成分となるパパイヤは、生で食べても非常に美味しいです。
- ドラゴンフルーツ:鮮やかな色とユニークな外観が特徴で、甘くて美味しい果肉が詰まっています。
目次
旬の時期は最高!タイの美味しい果物を厳選紹介
タイの果物①「ドリアン」
「フルーツの王様」と言われるドリアンは、とげとげの堅い殻の中に入っているねっとりした果肉を食べます。強烈な匂いを発するため、ホテルなどでは持ち込み禁止のところもあります。
丸ごとだと大きく重たいばかりか割るのも大変なので、スーパーなどでは厳重にパックにされた切り身が売られています。
タイの果物②「マンゴスチン」
「フルーツの女王」と称されているのがマンゴスチンです。紫色の殻に緑のヘタのついた外観も可愛らしく、置物などのモチーフに使われることも少なくありません。
分厚い皮の中にはみかんのようにいくつかに分かれた白い果肉が入っています。上品な香りととろけるような食感で人気の果物です。
タイの果物③「マンゴー」
季節になると町なかに山積みで売られるのが、日本人も大好きなマンゴーです。
マンゴーには多くの種類があり、タイでは甘い黄色いマンゴーと、サラダなどに使用される固くて甘くない緑のマンゴーがあります。
黄色いマンゴーの中でも「花の涙」の意味をもつナムドクマイ種は最高品種として日本にも輸出されています。
タイの果物④「パパイヤ」
パパイヤはタイではほぼ1年中見られる果物です。マンゴー同様甘い品種と甘くないものがあります。
青パパイヤのサラダはタイでは最もポピュラーなサラダです。
タイの果物⑤「パッションフルーツ」
まっ黄色のゼリー状の果肉に包まれたたくさんの黒い種が入っているパッションフルーツもタイではよく目にします。
新鮮な物はえんじ色の卵のようで可愛いのですが、甘くて美味しくなるのは皮が茶色でしわしわになってからです。
割ってそのままスプーンですくって食べても美味しいのですが、ジュースやアイスクリームに加工されることも少なくありません。
タイの果物⑥「ランプータン」
柔らかいとげがたくさんついた赤い殻に入ったランプータンは、「髭」が語源になっている果物です。
殻は手で容易に剥くことができ、中にはライチに似た、香りの良い半透明の白い果肉が入っています。日本ではほとんど見られない果物なので、現地では是非食べたいものです。
タイの果物⑦「ポメロ」
柑橘系のポメロは、日本で言うとブンタンのことです。
季節になると子供の頭ほどもあるポメロが山積みになりますが、街角では、皮をむいて食べるばかりになった状態で売られている光景もよく目にします。
タイではポメロの果肉をほぐして野菜と和え、サラダにすることが多くあります。爽やかな香りと酸味で人気、値段も普通のサラダより高めです。
タイの果物⑧「シュガーアップル」
ごつごつとした緑色のシュガーアップルは、タイでは「ノーイナー」、日本では「バイレンシ」や「釈迦頭」などと呼ばれることもある果物です。
ブロッコリーのように1つ1つの塊をほぐしながら食べます。
甘みが勝っていてあまり果物らしい酸味を感じないフルーツですが、心臓や肌、血糖値、血圧などあらゆるものに効く万能の効能があると言われています。
タイの果物⑨「タマリンド」
タマリンドはマメ科の木で、7㎝から15㎝ほどのサヤをたくさん付けます。
中には黒い種が入っていますが、それを包む果肉はペースト状で、強い酸味を持っています。
厳密には果物とは言えないかもしれませんが、タイではタマリンドのペーストの部分をデザートや酸味漬けの調味料としてよく使います。
ドライチップバナナにタマリンドジャムを挟んだものは、日本人にも人気のお土産です。
最後に
数あるタイの果物の中からポピュラーなものをご紹介しました。
果物は市場などに行けばとても安価に購入することができますので、タイに行ったら是非濃厚で美味しいトロピカルフルーツをご賞味ください。