韓国のおすすめ麺料理といえば?訪れたら必ず食べたい一品を紹介

韓国 麺

こってり熱々の韓国焼き肉を食べた後に食べる、キンキンに冷えた冷麺のおいしさ!

暑い夏の日に無性に食べたくなります。

ハムや錦糸卵が乗っている甘酸っぱいスープの冷麺(冷やし中華)とは全く別物のおいしさです。

冷麺はじめ、韓国の麺料理をご紹介します。

1.韓国のおすすめ麺料理「冷たい麺類」

韓国の冷たい麺類 ①ネンミョン


漢字では、「冷麺」と書きます。ネンミョンは、冷たい麺料理です。

平壌冷麺(ピョンヤンネンミョン)と咸興冷麺(ハムフンネンミョン)が有名です。

平壌冷麺はムルネンミョン(水冷麺)と呼ばれ、コクのある冷たいスープの中に麺が入っています。

韓国の文在寅大統領が2018年平壌を訪れた際に、平壌名物の冷麺をふるまわれましたね。

一方、咸興冷麺は、ビビンネンミョン(混ぜ冷麺)と呼ばれ、辛いソースに麺を絡めて食べます。

中でも、カレイやエイの刺身をソースや麺と混ぜて食べるフェネンミョンがおいしいです。

ソウルでは、冷麺専門店が、平壌冷麺、咸興冷麺と看板をあげていますが、どちらの冷麺も食べることができます。

価格は、4000~6000ウォンぐらいです。

韓国の冷たい麺類 ②マッククス


ソバ粉で作られる麺ですが、日本のそばと違って押し出し式で製麺され、麺の粘り気が非常に強いので、噛み切れない場合ははさみを使います。

ネンミョン同様、冷たいスープに入れて食べる水マッククスや、辛味ソースに混ぜて食べるビビンマッククスがあります。

カルビが乗っているものもあります。

値段は、3500~5000ウォンです。

韓国の冷たい麺類 ③ミルミョン

北朝鮮のネンミョン(蕎麦)と似ているが、小麦粉を使った麺が特徴。冷たいスープに小麦粉の麺を入れ、ゆで卵、キュウリ、大根、牛肉などをトッピングするのが一般的です。

ミルミョンの起源は諸説あるが、最も有力な説は朝鮮戦争中に北朝鮮から釜山に亡命してきた人々が食べたのが始まりとされます。

朝鮮戦争で北朝鮮から釜山に亡命してきた人たちが、自分たちの好物を再現しようと、ソバの代わりに小麦を使ったのが始まりとされています。

釜山の夏の名物です。値段は、4000~5000ウォンです。

2.韓国のおすすめ麺料理「温かい麺類」

韓国の温かい麺類 ①ラミョン


ラーメンのことです。韓国でラーメンという場合、インスタントラーメンを指します。

飲食店でも、インスタントラーメンに野菜、キムチ、チーズ、卵、餃子などを加えて提供されます。

チゲの一種、プデチゲには、インスタントラーメンが入っています。日本の韓国料理店でもありますね。

値段は、2500~3500ウォンです。

韓国の温かい麺類 ②チャジャンミョン


チャジャンミョンは、韓国で食べられる中華料理の一種で、「炸醤麺」と書きます。

日本では、韓国風ジャージャー麺と呼ばれることもあります。

豚肉、たまねぎなどをチュンジャン(春醤)と呼ばれる黒味噌で炒めたものを麺に乗せます。

値段は、2500~4000ウォンです。

ごはんにかければ、チャジャンパプになります。

韓国の温かい麺類 ③ウドン

文字通り、日本の「うどん」です。韓国語でも「ウドン」です。

関西風のあっさり風味です。

ちなみに、きつねうどんは「ユブウドン」、鍋焼きうどんは「ネムビウドン」、練りものがのったものを「オデンウドン」と言います。

値段は、2000~4000ウォンです。

韓国の温かい麺類 ④チャンポン


これもご存知「チャンポン」ですが、日本のチャンポンと異なる点は、粉唐辛子がたくさん入っていて真っ赤な色をしていることです。

これは、日本食というより、韓国では中華料理のメニューです。値段は、3000~6000ウォンです。

韓国の温かい麺類 ⑤カルグクス


こちらは、韓国式のうどんです。

ネンミョンは、押し出し式で作りますが、カルグクスは、日本のうどんのように包丁で切ります。

「カル」は韓国語で包丁という意味です。スープは、海産物や牛、鶏でだしを取ります。

だし汁で麺を茹でるので、スープにとろみがついています。値段は、3000~5500ウォンです。

韓国の温かい麺類 ⑥チャプチェ


チャプチェは、日本でもおなじみですね。漢字では「雑菜」と書きます。

春雨(タンミョン)と細切りにした野菜をごま油で炒めたものです。

値段は、2000~6000ウォンです。

チャプチェをご飯の上に乗せるとチャプチェパプで、これも人気があります。

まだまだある!知っておきたい韓国のおすすめ麺料理

メミル・グクス

メミル・ククスは韓国の伝統的なそばつゆで、メミルはそばの実、ククスは麺つゆの意味です。そば粉、卵、ネギ、海苔で構成されている。蕎麦、卵、ネギ、海苔をコッケジャングックと日本のホンダシでとったスープで茹でます。

茹で上がった麺の上に、卵と焼いた海苔をのせます。レモン汁を加えてもよいし、ツユと酒をベースにしたつけ汁を添えて出すこともあり、メミル・グクスの麺は常に冷たい状態で提供されます。

ビビムククス

細めの素麺を使ったピリ辛の韓国料理です。コチュジャン、米酢、醤油、ゴマなどを混ぜた冷たいタレを麺にからめ、スライスした生野菜、キムチ、ゆで卵、海苔、たくあん、もやしなどをトッピングするのが一般的です。

冷やして食べるのが一般的で、さっぱりとして滋味深い夏の定番料理として親しまれています。

コングクス

コングクスは、冷たい豆乳スープと麺を組み合わせた、韓国の夏の定番料理です。

豆乳スープは、大豆を煮てすりつぶし、ゴマやナッツを加えて作るのが一般的です。麺は素麺を使用し、仕上げにキュウリやトマトなどのトッピングをするのが一般的です。

チャパグリ

チャパグリとは、2種類のインスタントラーメンを組み合わせた韓国料理。ブン・ジュノ監督の映画『寄生獣』で流行した造語で、ラーメンとうどんを合わせた「ラムデン」としても知られています。

チャパグリは、韓国のインスタント麺であるチャパゲッティ(チャジャンラーメン)とネオグリ(海鮮スープにうどんを入れたもの)を組み合わせた、お手軽な料理だが、映画「寄生獣」では、高級牛肉(ハヌ)が乗っていて、上流家庭の裕福さを表現しており、少し豪華な料理です。

まとめ

韓国の麺料理をまとめましたが、いかがでしたか?韓国と日本と中国の交流の一端がわかる内容でした。

日本の「うどん」が「ウドン」として食べられているって、なんだかうれしいですね。

日本でも、「チャプチェ」が「チャプチェ」として食べているのと同じです。

こうして、お互いの理解が深まっていくといいですね。