日本列島の北から南まで咲き誇るツツジ。
花の本には、「日本はツツジの王国」と表現されることがあります。
今回の記事では、そんなツツジの花の特徴や花言葉、開花時期などについて紹介しています。
春の季節に見たい!ツツジの特徴や花言葉、開花時期を紹介
日本に咲くツツジの歴史は?
先ほども紹介しましたが、「日本はツツジの王国」と表現されたこともあるほど、ツツジは日本と繋がりが深い花です。
春が訪れると北は北海道から南は沖縄まで、野生のツツジが約40種類も咲きます。
3月にはミツバツツジが赤紫の花を咲かせて、4月にはアカヤシオ、レンゲツツジが山を綺麗に染め、黄色いヒカゲツツジの花が咲きます。
5月になればヤマツツジが咲き、6月にはサツキツツジが美しく咲きます。そして、こうした野生種と同時に園芸種が色とりどりに咲きます。
なかでも本州のモチツツジ、沖縄のケラマツツジなどが自然交配したヒラドツツジは、花の直径が8センチもの大輪になり、豪華な雰囲気を感じます。
サツキツツジの園芸種は、刈り込みに強く、常緑で栽培も優しいことから高い人気を集めました。
ツツジの特徴は?
ツツジの特徴は、サクラのように花弁(はなびら)がバラバラにならず、花弁の先が五つに分かれ、5本または10本のおしべを持っています。
シャクナゲやアザレアもツツジの仲間であり、咲き誇る花を見ているとその素晴らしさを感じれるだろう。
ツツジは観賞用植物として非常に人気が高く、園芸植物の中でも最もポピュラーなものの一つです。
常緑樹の葉は深い緑色で庭を彩り、落葉樹の葉は散る前の秋に鮮やかな色彩を見せます。また、飲食物の生産に利用されるものもあります。
ツツジの開花時期、季節は?
ツツジは、開花時期は4月〜5月中旬ごろになります。
暑さにも寒さにも強いツツジは春の季節に開花します。
ツツジの花言葉は?
ツツジの花言葉は「自制心」です。
赤色のツツジは「恋の喜び」、白のツツジは「初恋」です。
ツツジに関する豆知識
ツツジとサツキの違いは?
ツツジはツツジ属の総称で、1000近い種を含む大きな属です。サツキはツツジ属の1種で、正確にはサツキツツジと言います。
ツツジの和名は?
ツツジの和名は「躑躅(サツキツツジ)」は足がもつれるという意味です。羊がレンゲツツジを食べて、アセビのような毒を含んでいるのだが、足をとられたことを指しています。