【常識】日本の有名な神様といえば!?知っておきたい神様10選

日本の神様

日本には、とても多くの神様が祀られているのをご存知でしょうか。たくさんの神様がいて、わからなくなってしまいますよね。

今回の記事では、ご利益や逸話なども踏まえて、私たちに馴染みの深い代表的な神様を紹介します。

日本の有名な神様といえば!?知っておきたい神様10選

日本の有名な神様①「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」

天照大御神は、八百万の神の頂点に立つ最高神。高天原を統治する最高神であり、太陽の女神です。

万物を明るく照らして導く神格により、日本古来の祖霊信仰と結びつき、皇祖神(皇室の祖先神)、また日本の氏神様として祀られています。

あらゆる願いを聞き届ける万能の神様でもあります。

ご利益

・所願成就

・開運

主要神社

・伊勢神宮内宮(三重県)

天照大御神を祀る総本社

・東京大神宮(東京都)

縁結びや良縁祈願のご利益で有名

天照大御神に関するエピソード

高天原で須佐之男命が暴れた際、天岩戸に閉じこもり、世界が光を失うという大騒動になったとか。

日本の有名な神様②「大国主神(おおくにぬしのかみ)」

日本神話随一のプレイボーイである大国主神。

少名毘古那神と一緒に国造りを行った英雄神であり、旧暦10月、出雲大社に日本中の神々が集まり、あらゆる良縁を話し合うことから縁結びのご利益で知られています。

のちに、大黒天と習合し、商売繁盛のご利益なども獲得しました。

ご利益

・縁結び

・夫婦円満

主要神社

出雲大社(島根県)

神有月(11月)に全国の神様が集う神社

神田神社(東京都)

少名毘古那神、平将門命とともに祀られています。

大国主神に関するエピソード

悪戯好きの兎が復讐を受けて大怪我した際に救った伝承「因幡の白兎」が有名です。

日本の有名な神様③「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」

稲の精霊の神格化で「お稲荷様」の通称で親しまれています。古くは農耕神として信仰を集めていましたが、時を経て商売繁盛や衣食住にまつわる神としてあらゆるご利益を持つ万能神となりました。

ご利益

・五穀豊穣

・商売繁盛

主要神社

伏見稲荷大社(京都府)

全国3万社と言われる稲荷神社の総本社

二見輿玉神社(三重県)

夫婦岩で知られる沿岸部に建てられた神社

宇迦之御魂神のエピソード

稲荷神社でお馴染みの狐。穀物を荒らす鼠を捕まえることから稲荷神の使いとなりました。

日本の有名な神様④「須佐之男命(すさのおのみこと)」

須佐之男命は、改心して英雄になった元問題児として有名です。高天原追放後、出雲に降り立って八岐大蛇を退治すると、その武勇から必勝祈願のご利益を持つようになりました。

なお、八岐大蛇を退治した際に手に入れた草薙剣は、のちに天皇家の三種の神器となっています。

ご利益

・厄除開運

・必勝祈願

主要神社

熊野大宮神社(和歌山県)

熊野三山の一社で熊野神社の総本山

大宮氷川神社(埼玉県)

氷川信仰の総本社で縁結びでも有名

須佐之男命のエピソード

武勇が知られていますが、高天原で暴れ回り、追放されるという過去を持っています。

日本の有名な神様⑤「伊邪那美命(いざなみのみこと)」

伊邪那美命といえば、命懸けで子供を産んだ母性の象徴として有名です。伊邪那岐命の妻で仲の良い夫婦神でしたが、死後に黄泉の国で夫と喧嘩別れをしたという話もある悲劇の女神です。

神産みに由来する子宝のご利益のほかに、命と引き換えにしても出産を優先した強さから、安産のご利益も持っています。

ご利益

・子宝

・安産

主要神社

・伊弉諾神宮

・花窟神社

伊邪那美命のエピソード

死後、黄泉の国を統べる主宰神となり「黄泉津大神」という異名を持っています。

日本の有名な神様⑥「応神天皇(おうじんてんのう)」

全国に3〜4万もの分社を持つ八幡神社の主祭神。第15代天皇であり、在位中にインフラの整備や内政の安定に尽力。

国を爆発的に発展させたことから、国家安泰のほかに出世開運や産業振興のご利益を持っています。

ご利益

・国家安泰

・出世開運

主要神社

宇佐神宮(大分県)

宇佐氏の祖神を起源とする八幡神社の総本社

坂本八幡宮(福岡県)

元号「令和」のゆかりの神社として話題に

応神天皇のエピソード

もともとは清和源氏の氏神でしたが、全国に広まる中で庶民の守り神となりました。

日本の有名な神様⑦「邇邇芸命(ににぎのみこと)」

邇邇芸命は、天照大御神から地上の統治を命じられ、三種の神器(草薙剣、八咫鏡、八尺瓊勾玉)を携えて天孫降臨した神様です。

豊作をもたらしたことから五穀豊穣の神として信仰されたほか、賑やかな発展をかなえるご利益があります。

ご利益

・五穀豊穣

・国家安泰

主要神社

霧島神宮(鹿児島県)

天孫が降臨したと伝えられる地のひとつ

高千穂神社(宮崎県)

邇邇芸命ら日向三代の夫婦神を祀っています

邇邇芸命のエピソード

妻が結婚初夜で身篭った際、本当に自分の子供なのかと疑い、お怒りを買ってしまいました。

日本の有名な神様⑧「建御雷神(たけみかづちのかみ)」

剣から飛び散った血から誕生した神で、武術・剣術の神様です。数多の剣豪から崇敬されたほか、東征中の神武天皇に太刀を授けて危機を救いました。

現在は武道以外にスポーツ上達のご利益も加えられています。

ご利益

・必勝祈願

・武運長久

主要神社

鹿島神宮(茨城県)

武士や剣術家が崇めた鹿島信仰の総本社

春日大社(奈良県)

古代の有力氏族・中臣氏を守護する神社

建御雷神のエピソード

国譲りの使者として出雲に派遣され、大国主神と交渉。見事に国謙を承諾させました。

日本の有名な神様⑨「経津主神(ふつぬしのかみ)」

建御雷神と並ぶ武術の神です。刀の神格化で武道場に祀られていることが多いです。

ご利益

・武芸上達

・スポーツ上達

・厄除け

主要神社

香取神社(千葉県)

日本の有名な神様⑩「建御名方神(たけみなかたのかみ)」

大岩を軽々と持ち上げる怪力の神様です。武芸やスポーツだけでなく、農耕の神様としても知られています。

ご利益

・武芸上達

・スポーツ上達

・五穀豊穣

主要神社

諏訪大社

日本の有名な神様11「少名毘古那神(すくなびこなのかみ)」

とても小柄な神様で、神産巣日神の指からこぼれ落ちて出雲に降りたったのち、大国主神の相棒として国造りを行いました。

豊富な知識を埃、医療、温泉、酒造、穀物、航海、など様々なご利益を有しています。

ご利益

・病気平癒

・国家安泰

主要神社

神田神社(東京都)

大国主神と共に主祭神として祀られています。

少彦名神社(大阪府)

多く医療関係者から崇敬を集める神社です。

少名毘古那神のエピソード

医療の力が強く、大国主神が病に倒れた際は温泉に入浴させて回復の手助けをしました。

日本の有名な神様12「菅原道真(すがわらのみちざね」

平安時代に活躍した文人・学者・政治家です。その功績から死後、学問の神として祀られました。

ご利益

・受験合格

・文筆上達

・詩歌上達

主要神社

太宰府天満宮

【番外編】日本の有名な神様

弁財天

幸運と知恵の女神、水から時間まで流れるものすべての神。

毘沙門天(びしゃもんてん

日本の武運を司る神、寺社仏閣の守護神。

大黒天

厄除け・開運の神として崇敬されている。

恵比寿

幸運と富と繁栄をもたらす日本の微笑みの神。

風神

日本の風の神。恐ろしいほど強力で、善でも悪でもない。

福禄寿

日本の富と長寿の神で、南極大陸を代表する。

ホデリ

嫉妬深く、漁師に幸運をもたらす海の神。

布袋尊

「笑う仏様」。慈悲深い日本の神であり、幸運のシンボル。

雷神

雷、稲妻、嵐を司る、混沌としているが人気のある日本の神。