塩漬け株ってなに?対処法や復活する方法なども簡単に紹介

塩漬け株とは何かをご存知でしょうか。聞いたことはあるけれど、詳しいことはわからないという方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、塩漬け株に注目して、どういう意味なのか、対処法はどうすればいいかなどを紹介しています。

1.塩漬け株ってどういう意味?

塩漬け株とは、株の価格が買った時よりも株の値段が下がり過ぎてしまい、今売ると必ず損がでてしまうので、それが嫌で売れずにずるずると持ち続けている株のことです。

「塩漬け」とは元々料理に使われる言葉です。野菜や肉などの食べ物を腐らせず、長い間保存するために塩に漬ける方法です。

長い間保存している塩漬けのイメージ、と株を長く持ち続けるイメージを合わせた少し面白い言葉ですよね。

しかし、塩漬け株は「損が出ている状態」を指すので、残念ながら良い意味では使われていません。

それでは、その悪い塩漬け状態をどうすれば復活できるのか見ていきましょう。

2.どうなれば塩漬け株は復活するの?

先ほども説明しましたが、塩漬け株は買った時よりも現在の価格が下がってしまった状態を指します。

ということは、現在の価格が買った時の価格まで戻った場合、もしくは元の価格よりも高くなった時には「復活」することになります。

復活する要因としてはどんなことがあるの?

・世界や日本の景気が良くなり、他の株も全体的に上がったために、塩漬けしている会社の株もつられて上がる。

・会社が新しい商品やサービスを出して、人々がその商品を売れると判断して会社への期待が高まる。

・会社の成績がとても良い。

・配当金が増えた、株主優待の内容が良くなった。

などがあります。

上に挙げたような理由で塩漬け株の人気がでて、実際に買った人が増えたということです。基本的に株の価格というのは欲しい人が増えれば上がります。

株価が上がるには、「この会社は今よりもたくさん稼げるようになりそうだ。」と考える人が増えることが必要です。

今持っている塩漬け株に、「株の価格が上がりそうな要因」が出てくれば復活する可能性はありますね。

ただ、長い間価格が下がっていた株がある日突然買った時まで上がるということは、それほど簡単なことではありません。

3.今持っている必見!塩漬け株はどう対処したらいい?

では、今持っている塩漬け株はどうしたらよいでしょうか。そのまま持ち続ける方法と売ってしまう方法について説明します。

塩漬け株の対処法①「そのまま持ち続ける方法」

まずは、買った株を売らずにそのまま何年も持ち続けるという方法です。ただし、そのまま売らずに持ちづけるにはいくつかチェックしてほしい条件があります。

・会社が1年間に何度か発表する成績を見て、もうかっていることがわかる。

・配当金や株主優待をずっと出している。

・応援できる会社である。

以上の条件に合格した株は、長く持ち続けても良いかも知れません。その場合は、5年から10年、もしくはそれ以上の期間を忍耐強く持ち続けるようにします。

持っていれば配当金や株主優待を受け取れます。配当と株主優待を受け取りながら、株価が上がるのを待ちます。

ただし、会社の成績表が毎回悪くなっているようであれば株を売ることも考えなければなりません。

そして、下がっている株を持ち続けるのは、案外心に負担がかかるものです。世の中の株全体が下がったとしても、気にしないという強い気持ちが必要です。

塩漬け株の対処法②「売ってしまう方法」

損がでている状態ですが、思い切って売ってしまう方法もあります。

買った時よりも会社の成績が悪くなっている場合は残念ながら株価が上がる可能性は低いです。その場合は、思い切って売ってしまうというのが良いと思います。

自分の予想(この株は価格が上がるだろうという予想)が間違っていたのを認めるのは辛いですが、これから上がる見込みのないものを持っていても仕方がないのでそんな時には売るという決断が必要です。持ち続けることによるデメリットを挙げます。

塩漬け株を持ちづるけることによるデメリット

・他の良い株を探す時に、損をしている株のことが気になって冷静に考えることができない。

・他に良い株があっても塩漬け株にお金を拘束されているので、良い株を買うお金が足りない。

ということです。特に心の問題は結構大きいです。

皆さんも心配事があると勉強や習い事に集中できないことがありませでしょうか。同じように塩漬け株(心配事)が気がかりで良い株を探すことに支障がでてしまうということです。

4.そもそも塩漬け株をつくらないようにするにはどうすれば?

塩漬け株があるということは自分の大事なお金が減っているということを意味します。ですから、そもそも塩漬け株を作らないことが大切です。

そのためには株を買う時に自分ルールを作ってそれを守ることが必要です。

自分ルールとは、例えば買った時の価格より10%上がったら売る、10%下がったら売る、というものです。

ルールを決めておかないと下がってもいつか株価が戻るかもと期待して売り時を逃してしまうことになるからです。

ルールの作り方は色々あるので、どういうものがあるのかを調べて自分に合った方法を試してみてください。

塩漬け株を作らないために、株の売り買いにはルールを決めて行うことが大事です。

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