コンパニオンプランツの代表者でもあるマリーゴールドは、種類もたくさんある花です。色、形様々な種類があり、自分好みを探しやすいお花のひとつです。
夏場の家庭菜園から、花壇などの虫よけや病害虫対策に植えておくには大変便利で丈夫で育てやすいのも特徴です。
今回の記事では、そんなマリーゴールドについて紹介しています。
目次
1.最初に知っておきたい!マリーゴールドの主な種類とは?
ほとんどのマリーゴールドは、北米やメキシコ原産のものが多くあります。センジュギク属キク科の一年草です。
花の期間は主に夏~秋ごろで、寒さに比較的強いものは晩秋まで楽しめる種類もあります。
マリーゴールドは丈夫で育てやすい一年草です。メキシコ生まれのマリーゴールドには、2つのタイプがあり、一つは16世紀にスペインからアフリカに伝わったアフリカン・マリーゴールド。
もう一つは、フランスからヨーロッパに広がったフレンチ・マリーゴールドです。
マリーゴールドはメキシコ原産の一年草ですが、今では世界各国で栽培され、大変な人気を博しています。マリーゴールドは主にその美しさが評価されていますが、庭にもたらす意外な効果があります。
虫対策
マリーゴールドの根と茎から化学物質が放出され、虫の数を抑制する可能性があります。フレンチマリーゴールド、特に「タンジェリン」という品種が、この有害な害虫に対して最も効果的なようです。
マリーゴールドはテントウムシや寄生バチ、ホバーフライなどの益虫を引き寄せ、アブラムシなどの有害な害虫から植物を守ってくれます。
景観に変化を与える
マリーゴールドは、オレンジ、黄色、赤、マホガニー、またはその組み合わせなど、明るい色合いで提供されます。花は一重か八重か、大きさは15cmから1mまで。マリーゴールドの多くの用途の一つは、景観に変化を与えることです。
マリーゴールドの手入れはとても簡単です。日照、暑さ、乾燥に強く、水はけのよい土であれば、ほぼどんな場所でも育つ丈夫な植物です。マリーゴールドは移植から育てるのも簡単ですが、屋内や庭で直接種を蒔くこともできます。
マリーゴールドの代表的な種類
マリーゴールドオレンジジュビリー
花色は、黄色系の物が多いが橙などの混合種、高温や乾燥に弱い品種。
マリーゴールドスパンゴールド
花色は黄金色、菊咲。乾燥に弱い傾向がある。
マリーゴールドファーストホワイト
花色は名前の通りですが、マリーゴールドの中では珍しい白です。
マリーゴールドカルメン
花色:橙・黄色・黄色が混じった赤で多花性。晩秋まで咲く。
マリーゴールドボレロ
花色は赤や黄色の混合色、八重咲カーネーション咲、菊咲などがある。晩秋まで咲く。
マリーゴールドダンディマリエッタ
花色黄色、温度管理を気を付ければ5月に開花させることもできる。
マリーゴールドクイーンソフィア
花色は橙色で八重咲。発芽させるには水管理が重要。
マリーゴールドエローナギット
花色は黄色で八重咲。日の長い時間でも良く咲きます。
マリーゴールドネルギーウィン
花色は黄色、一重咲き、発芽率が低い。
メキシカンマリーゴールド
花色は黄色、細葉の種類。
2.マリーゴールドの特徴や育て方の注意点
丈夫な品種であれば種からでも簡単に育てることができます。
夏の暑さにも比較的強いですが、鉢植えの場合は水枯れに注意しましょう。
地植えの場合でも雨が少なく乾燥が続く場合は根が張ったあとでもしっかり水やりをすることをおすすめします。
終わった花をしっかり摘み取ると、より長く花を楽しむ事ができます。
3.知っておきたい!マリーゴールドの豆知識
マリーゴールドはハーブではない
マリーゴールドと評して販売しているものは基本園芸・観賞用です。よく、マリーゴールドはハーブティーで飲めるという方がいますが、それは間違いです。
ハーブとして使用するなら、「ポットマリーゴールドまたはカレンジュラまたはトウキンセンカ」と表記されている植物。
名前にマリーゴールドと入っていますから、同じように感じますが別です。和名は「トウキンセンカ」です。
キンセンカと評してあってもハーブではないものもあります。カレンジュラと書いてあっても、間違った表記の場合もあります。見た目の判断はかなり難しいので、安易にチャレンジはしないでください。
もし、ハーブやエディブルフラワーで楽しみたいのであれば、しっかりとお店に確認してから購入するか、すでにハーブティー用などとしてできているものを購入するのをおすすめします。
Web上でも、混同している記事がありますので注意が必要です。
効能)殺菌・抗ウィルス、風邪やインフルエンザの予防。利尿発汗作用。妊娠中・妊娠の恐れがある方・授乳中は禁忌。
マリーゴールドの花言葉
可憐な愛情
最後に
園芸シーズンが最盛期の春終わりから夏にかけて、園芸店などでも沢山並ぶマリーゴールド。
使用用途に合わせて、花壇や畑で植え込みしてみましょう。
また、ハーブ用と間違わないこともお忘れなく。