香港には、日本各地の空港から4~5時間で行くことができるので、人気の観光地です。
中国でありながら、植民地時代のイギリスの香りを色濃く残し、また、国際都市として活力にあふれ、いろんな顔を楽しめます。
そんな香港の文化や習慣、香港と言えば外せない飲茶のことなどをご紹介します。
1.香港の文化を知る前に!そもそも、どんな国なの?
1839~1842年のイギリスとのアヘン戦争後、香港はイギリスの植民地になりました。
100年に渡るイギリスの統治によって、香港では、中国の文化とイギリスの文化が見事に融合しています。
公用語は、中国語(広東語)と英語です。通貨は、香港ドル(HK$)です。
イギリスから中国に香港が返還されたのが、1997年で今から21年前になります。一国二制度が認められていましたが、実際は返還以降、急速な中国化が進んでいます。
中国民族の伝統と植民地時代の歴史がうまく共存していた香港ですが、今後どうなっていくのか気になります。
2.香港の文化や習慣、ルールなどをご紹介
香港の文化①「風水を重んじる」
風水とは、中国古代の風習で、「気」の力を利用し、幸運を呼び、自然と調和するような建物や物の位置を決める開運のための環境学です。
世界有数の国際金融都市の中心である香港上海銀行の前の獅子像も風水の考えに基づいて設置されていて、パワースポットとして観光客に人気です。
香港の文化②「喫煙、ごみのポイ捨てに罰金」
香港では、数年前から喫煙に対する取り締まりが厳しくなりました。
レストランやオフィスなど屋内は全面禁煙、屋外も公園など喫煙禁止エリアでタバコを吸うと、罰金HK$1500を支払わなければなりません。
同様に、公共の場所で唾を吐く、ごみをポイ捨てするなどもHK$1500の罰金になりますので、注意しましょう。
香港の文化③「香港は全体がデューティフリー」
香港はフリーポートで、街全体がデューティフリーです。ブランド品なら、街中のお店もDFSも同じ価格です。ただ、DFSならブランド品も安心して買えます。
ただ、自動車やタバコ、酒には関税がかかるため、タバコなどは日本より高いです。
3.香港の食文化、飲茶について簡単紹介
香港では、中国大陸から移住してきた人たちによる中国各地の料理を楽しめます。
また、「香港式」料理は、西洋料理や日本料理を香港流にアレンジしたもので、香港でしか味わえないものです。
ファストフード店やフードコートでは、後片付けをしなくても片付けてもらえます。
香港で有名な飲茶とは?
飲茶とは、文字通り、中国茶を飲みながら点心を食べることですが、茶は、濃い味の点心と合うだけでなく、消化を促進し、点心の油分の吸収を抑える効果もあります。
香港では、プーアル茶、烏龍茶、菊花茶、寿眉茶が主流で、緑茶やジャスミンティーはあまり飲まれません。
香港で飲茶を楽しむには
飲茶の注文方法としては、ワゴンに乗った飲茶から注文する伝統的なものか、紙のメニュー表に食べたいものをチェックして注文するオーダー式があります。
お茶は大きな急須に人数分を入れてサーブされますが、一煎目は味が良くないので、捨てることが多いです。給仕が集めて捨ててくれます。
湯がなくなった急須は蓋を少しずらしておくと、給仕がお湯を注ぎ足してくれます。
香港の飲茶のおすすめ名店
ガイドブックには必ず載っているのが、ミシュラン一つ星の飲茶専門店、添好運(ティンホーワン)です。チャーシューメロンパンをぜひ!
Yamchaは、かわいい創作飲茶で人気です。美心皇宮や、嘉麟楼は、ハイセンスな飲茶レストランです。一度は行ってみたいものです。
最後に
香港の文化、習慣、飲茶のことをまとめました。
返還から21年が経って、香港はこれから大きく変わっていくかもしれません。香港の魅力を楽しみたいなら、今が行き時かもしれません。