ベトナムのお酒と言われても、イメージできる人は少ないのではないかと思います。
ですが、ベトナム国内にはいくつも酒造メーカーがあり、いろいろな種類のお酒が製造販売されています。今回はベトナムで飲みたいお酒10選をお届けします。
目次
一度は飲みたい!おすすめのベトナムお酒10選
ベトナムのお酒 第10位「333ビール」
333ビール
333ビール🍺頂きました。
思いがけないプレゼント🎁
ありがとうございます😊 pic.twitter.com/jAc2HGxSKU— sada (@tvsada39) December 23, 2021
ベトナムのお酒といってまず挙げられるのが「333ビール」です。ベトナムではビールの国内シェアの7割を超えるという、とてもポピュラーなブランドです。
製造しているのは「サイゴン・ブリュワリー」で、ここはカールスバーグのグループ会社なので味も保証付きです。すっきりとしてベトナム料理はもとより、どのような食べ物にも合います。
ベトナムのお酒 第9位「ネップ・カム(ネプカム)」
ネップカム(ベトナム焼酎)30度! pic.twitter.com/iHZODajwoQ
— まど缶 (@toratamakuu) 2018年6月25日
ベトナムには米から造られるお酒が多くありますが、「ネップ・カム」は赤い古代米のもち米から造られ、米の赤色がついています。
ベトナムでは赤は幸せや健康を表すものとして縁起の良い色です。アルコール度は29%で、紹興酒のような香りがします。黒蜜のような味わいがあり、東洋のシェリー酒という人がいるほどです。
ベトナムのお酒 第8位「ネップ・モイ」
ネップ・モイ初めて飲んだけど、美味しい。
ポップコーンのような香ばしい風味がいい。 pic.twitter.com/TM1fXV49Dm— Ивица Косовић (@PiperH40826) 2018年4月7日
「ネップ・モイ」は黄色い古代米のもち米から造られる、アルコール度40度というスピリッツです。
麹にシナモンやフェンネルを加えていて、ナッツやバニラのようなほのかに甘い香りがします。飲み口はさっぱりとしていて、水割りやオンザロックにすれば、スパイシーな料理にも合います。
ベトナムのお酒 第7位「ココナッツ酒」
1月にベトナムに訪問した際お土産に頂いたココナッツ酒。開け方わからず困ってましたが、このたびベトナムのお姉さんに開けていただきようやくいただくことが出来ました。ココナッツの香りがしてなかなか美味しいお酒でした。 pic.twitter.com/eHUpE4EJd2
— KG (@1953Yasuo) 2018年12月31日
ココナッツはベトナム全土で栽培されていますが、ココナッツ酒は南部で見かけられることが多いお酒です。
ココナッツのジュースにウォッカのようなお酒を混ぜたもので、アルコール度数は40度近くにもなります。
ココナッツの甘い匂いがし、ベトナムで通常飲まれているというよりは、ベトナムらしいお土産として買い求める人が多いお酒です。
ベトナムのお酒 第6位「ウォッカ・ハノイ」
ベトナムのお土産でいただきました。
ウォッカ ハノイ pic.twitter.com/KhMrvwe51t— Re:pro戦うバーテンダー (@bh5_pro) 2017年4月23日
「ウォッカ・ハノイ」はベトナムではスーパーをはじめ、小さな個人商店などでも取り扱っている、ポピュラーなお酒です。
米から造られる蒸留酒で、アルコール度数は、750mlで39.5%、500mlで33%など、ボトルの容量によって変わります。
30%以下のものもありますので、購入の際は容器の大きさだけでなく、アルコール度数のチェックも必要です。
ベトナムのお酒 第5位「リカフェ」
ベトナムは良質のコーヒーが栽培されていることでも知られていますが、輸出量が世界第2位だということはあまり知られていないようです。
そんなベトナムコーヒーをお酒にしたのが「リカフェ」です。
アラビカ豆とロブスタ豆をブレンドしているそうで、炒りたてのコーヒーの香りでとっつきやすいお酒ですが、アルコール度数は25%と高いので飲み過ぎには注意が必要です。
ベトナムのお酒 第4位「ルア・モイ」
一次会でボトルを入れたのはlúa mới(ルア・モイ)というベトナムの米焼酎(ライスウォッカと称している)でした。 pic.twitter.com/RvNnR03MZ7
— 平林@蒼梧藩国藩王 (@moegi_idress) 2017年11月17日
「ルア・モイ」はうるち米を原料とした蒸留酒で地元でも人気です。
ルアは「初」を、モイは「穂」を意味します。飲み口はクセがなく、ほのかな甘みの中に爽やかさも感じます。
アルコール度は45%と強いので、ウォッカと同じように果物を使ったカクテルのベースなどによく使われています。
ベトナムのお酒 第3位「ウォールストリート」
ベトナム製ウイスキー「WALL STREET」を飲んでみる。 pic.twitter.com/1gbUKz7VK5
— bombom (@bombom583) 2017年3月5日
「ウォールストリート」というアメリカンな名前のお酒はウイスキーです。ベトナムはフランスの植民地だったこともあり、欧米の文化が流入した時期がありました。
ウイスキーが製造されるようになったのもその頃だと思われます。このウイスキーはやや味が薄く感じられるものの、違和感のない飲み口です。
ベトナムのお酒 第2位「明命皇帝酒」
明命皇帝酒はベトナムの養命酒ともいうべきお酒です。原料はうるち米で、中国の漢方を取り入れながらもベトナム独自の製法で製造されています。
「明命皇帝」とは古都フエに君臨していた阮朝の第2代皇帝です。このお酒は強精酒とされ、明命皇帝はこのお酒のおかげで子孫に恵まれたという説もあります。
ベトナムのお酒 第1位「ダラット・ワイン」
初体験、ベトナムワイン(ダラット) pic.twitter.com/o0f07UGrGg
— ベジおじさん (@Beji_On_Minar) March 7, 2021
ダラットは美しい自然をもつベトナム中南部の町です。
暑いイメージのベトナムにワインとは意外ですが、清涼な空気を持つダラットエリアではブドウが栽培され、ワインが製造されているのです。
白はフルーティーな甘味と爽やかな酸味が、赤は桑の実が入っているという珍しいものでほのかな苦味も感じられ、インパクトの強い仕上がりになっています。
まだまだある!ベトナムで試したいお酒
キム・ソン
キムソムは、ベトナムの米酒で、その名を冠した地方で生まれた品種です。米、湧き水、酵母を発酵させ、様々なハーブやスパイスを加えて作られます。正確なレシピや原料は不明で、代々受け継がれてきた伝統的なものです。
時には、果物や動物をワインに漬け込むこともあり、これが薬効をもたらすと言われています。キムソンは伝統的に、バナナの葉で覆われた大きな土瓶で発酵させます。
マウソン
マウソン(mẫu sơn)はベトナムの米酒で、主にラカンソン省の山岳地帯に住むダオ族が伝統的に造っています。炊いた米と湧き水、そして様々なハーブや植物から作られる特定の種類の酵母から蒸留される飲み物です。
寒冷な気候のため、発酵は数週間かけて行われ、その後、蒸留が可能です。最終的には、滑らかで力強く、しかし強すぎず、きつすぎず、芳醇なハーブの香りを持つものになるのが一般的です。
ルオンゴー
ベトナムのトウモロコシ酒と呼ばれることもあるルオンゴーは、地元のトウモロコシ品種から蒸留されるユニークな蒸留酒です。北部の山岳地帯に住むモン族やダオ族などの少数民族が伝統的に生産しているお酒です。
製造は、まず茹でたトウモロコシの粒を、湧き水と酵母(通常は様々なハーブや植物で作られる)で発酵させることから始まります。これらの飲み物の最終的な特徴は、正確な技術、原料の選択、酵母の種類によって異なる場合があります。
微妙な違いはあるものの、ほとんどの例は透明で芳香があり、甘くてかすかにスパイシーな風味があります。
最後に
以上、ベトナムで飲みたいお酒10選をご紹介しました。
思いのほか、お酒の種類が多いと感じられたことと思います。
中には日本でも入手可能な物がありますが、現地では数分の1の値段で購入できますので、ベトナムに行ったら是非色々なお酒にトライしてみてください。