フィリピンのソウルフード「ビコ(biko)」その概要や簡単レシピとは

みなさんはフィリピンの「ビコ(biko)」というお菓子をご存じですか?

お米から作られるそのお菓子は、おやつ、誕生日、ハロウィンなどで食べられている、フィリピンではポピュラーなお菓子です。

今回の記事はフィリピンのビコについて書きました。

1.フィリピンの郷土料理ビコ(biko)とは?

ビコ(biko)はフィリピンの郷土料理で、もち米をココナッツミルクと黒砂糖で炊き、その上にラティックを乗せた餅菓子です。

ラティクには豆腐状のものとシロップ状のものがあ理、伝統的には、ビコはビラオと呼ばれる丸い竹製のトレーに、ココナッツオイルを塗ったバナナの葉を敷いて出され、誕生日や同窓会、フェスタなどの特別な日のデザートとして人気があります。

また、自家製お菓子として各家庭で調理方法は若干異なります。大きな鍋を使用して調理する家庭もあれば、炊飯器を使用して簡単に作る家庭もあります。

フィリピンでは幼少期から食べられているため、おふくろの味としてフィリピン国民に愛されています。好みによりますが温かいうちに食べることがベスト!冷めてからでも違った食感が楽しめ、おいしく食べられます。

ビコ(biko)の3つの基本材料:もち米、ココナッツミルク、黒砂糖

もち米、ココナッツミルク、水、黒砂糖の4つの材料があれば作れます。ラティックの豆腐や、ココナッツと黒砂糖を混ぜたラティックシロップをトッピングすることもできます。

ビコの色は、使用する黒砂糖によって変わります。濃厚な茶色を目指すなら、黒砂糖やマスコバド糖を使うといいでしょう。 また、黒砂糖は甘さが異なるので、お好みで調節してください。

炊飯中にパンダンリーフを加えると、香りと風味がよくなります。また、ラティックのシロップにバニラエッセンスを少し加えると、さらにおいしくなります。スプーンですくって食べられるほどおいしいので、ぜひお試しください。

2.フィリピンの「ビコ(biko)」を作るのに使うもち米について

もち米は、炊き上がるまでに時間がかかるので一晩水に浸しておくと時間短縮になります。その後もち米をよく水切りして、炊けたもち米とココナッツミルクを一緒に鍋で煮込みます。

味を均一にするため定期的に混ぜる必要があります。

もち米が炊けたら、バターを塗ったオーブンバットや鍋に移します。濃厚でクリーミーなブラウンシュガーとココナッツシロップを上から注ぎます。

その後、オーブンに入れて約1時間焼きます。 非常に熱いので少し冷ましてから取り出せば完成です。フィリピンではジャスミン米がよく食べられていますが、間違えてジャスミン米や白米を使わないように気を付けましょう。

3.「ビコ(biko)」を作ってみよう!フィリピン風超簡単レシピ

もち米 1合

ココナッツミルク 1缶

水 3/4カップ

ブラウンシュガーまたは黒糖 120g

バター 適量

塩 少々(小さじ1/4)

調理工程

もち米は洗って3/4カップの水に1時間ほど浸しておきます。

洗ったもち米を炊飯器で炊きます。

その間に深めのフライパンにココナッツミルクとブラウンシュガー、塩を入れて中火にかけ、かき混ぜながら煮詰めます。

炊けたもち米をフライパンに加え、適量のバターと一緒に混ぜながら煮詰めます。フィリピンでは1時間くらいかけます。

器に移した後、しばらく放置し落ち着かせます。

冷蔵庫に入れて冷やして食べるも良し、温かいうちに食べるも良しです。食べやすいサイズに切り分けましょう。

4.スポーツ前にフィリピンの「ビコ(biko)」がおすすめ!?

運動前にはしっかりと糖質を補給してエネルギーを蓄えておく必要があります。

もち米に含まれている糖質はでんぷんですが、バナナやエナジードリンクに含まれている糖に比べて、消化吸収に時間がかかるため、腹持ちがいいのです。

スタミナ切れを起こさないためにも、もち米は最適です。

また、ビコに含まれているココナッツの主成分は中鎖脂肪酸です。

中鎖脂肪酸はすぐにエネルギーになるのが特徴で、他の脂肪酸と比較すると4倍の速さでエネルギーになります。

マラソンやサッカーなど運動量が多いスポーツをする3~4時間前に食べることがおすすめです。

最後に

いかがでしたか?フィリピンに行かれる方は、ぜひ現地でビコを食べてみてください。

自宅でも簡単にビコは作れますので、フィリピンに行かなくても食べることができます。

是非試してみてください。