5月の行事やイベントで知っておくべきこと!厳選してまとめました

5月鯉のぼり

5月の行事やイベントってどんなものがあるのだろうと気になっていませんでしょうか。5月はGWがあるように、祝日がたくさんある月です。

今回の記事では、そんな5月の行事やイベントを紹介するだけでなく、その歴史についても記載していますので、ぜひ参考にしてください。

5月の行事やイベントで知っておくべきこと!厳選してまとめました

5月1日の行事「高岡御車山祭」

優れた工芸技術を施された「御車山」と呼ばれる山車(だし)7台が高岡市の旧市街中心部を曳かれる祭りのこと。

1588年加賀藩2代目藩主、前田利長の時代に始まったとされており、壮麗な山車は江戸時代の名工によって作られた。

5月3日の行事「憲法記念日

1947年5月3日に、「国民主権」「平和主義」「基本的人権の尊重」という3本柱を持った日本国憲法が施工されたのを記念して定められた国民の祝日。

法律では「日本国憲法の施行を記念し、国成長を期する日」とされている。

5月4日の行事「みどりの日」

自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ日」とされる国民の休日。

かつては4月29日だったが、2005年成立の改正祝日法により5月4日が「みどりの日」となり、4月29日は「昭和の日」になった。

5月5日の行事「こどもの日、端午の節句」

こどもの日は「子供の人格を重んじ、子供の幸福をはかるとともに、母に感謝する日」として1948年に制定された国民の休日。端午の節句の日に当たる。「こども」と平仮名なのは子供にも読めるようにしたからといわれている。

端午の節句は、男の子の成長を、鯉のぼりや5月人形を飾って願う節句。かつては若い女性が菖蒲などでふいた屋根の下で身を清め、厄を祓う風習だった。しかし、江戸時代頃から菖蒲が武道に繋がり、男の子の節句となった。

5月9日(第二日曜日)の行事「母の日」

母親にカーネーションを送って感謝を伝える日である。

20世紀初頭のアメリカで、ある女性が母の命日である5月9日に教会でカーネーションを配ったことに由来しており、世界中にも広がったとされている。

5月13日の行事「神田祭」

神田明神で行われる祭り。徳川家康が関ヶ原に出陣する際、神田明神で戦勝祈願を行い、見事勝利したことにより盛大に行われるようになったという。

大祭は、2015年、2017年というように隔年で行われる。

5月14日の行事「三社祭(17日、18日に近い金〜日曜日)」

3日に渡って行われる浅草神社の例大祭。「三社」の名前の由来は、浅草神社で祀られている3体の神様が三社様と呼ばれているから。

初日は、浅草神社で東京都の無形文化財に指定されている「びんざさら舞」が奉納される。びんざさらとは、薄い小さな木片を何十枚を重ねた楽器のこと。びんざさら舞保存会が五穀豊穣、商売繁盛、子孫繁栄などを祈って楽器を鳴らしながら舞う。

2日目は、大小100余りの神輿が浅草の仲見世通りや観音裏から、浅草寺、浅草神社に向けて練り歩く。

最終日は、最大の見所の「宮出し」が行われる。浅草神社の三体の神様が遷された三基の神輿が神社から出て町を巡る。

いずれも1トンはある巨大な神輿で、70人以上の若者たちで担がれ、三方に分かれて神輿が巡行していく。

5月15日の行事「葵祭」

かつて皇居だった京都御所から始まる王朝時代の貴族行列が下鴨神社と上賀茂神社へと練り歩く祭り。行列で練り歩く際に、人々が冠や襟に葵の葉をつけたことから「葵祭」と呼ばれるようになったと言われる。

この葵の葉は雷除けのお守りの役目をしているという。その起源は古く平安京遷都以前にさかのぼる。当時の京都が見舞われた大凶作や疫病が治るように、賀茂の神々に祈ったのが始まりとされている。

行列の華は、「女人列」と言われる十二単を纏った斎王代と女官、童女たち。一行が神社に着くと、「社頭の儀」が行われ、「東遊び」という舞が奉納される。

5月19日の行事「うちわまき」

国宝でもある建築物「鼓楼(ころう)」のうえからまかれたうちわを下で参加者が受け取る行事。

唐招提寺の僧・覚盛の死後、尼僧たちが霊前にうちわを供えたことが始まりとされている。うちわを授かると、病魔退散や魔除けのご利益があると言われている。