ダリアの季節や花言葉、育て方、開花時期などを簡単紹介

ダリア

メキシコ生まれのダリアが最も生育しやすいのは10月ですが、開花した苗が出回るのは基本春が多いです。

また、ダリアは球根・種・苗といろいろな購入パターンがあります。今回は、購入パターンに沿って、豆知識をプラスしてお伝えします。

ダリアの花まとめ
  • 10月がダリアが一番美しい季節
  • 苗が出回るのは4月ごろ
  • ダリアの花言葉は優雅や優美

1.ダリアの特徴について

ダリア

ダリアはキク科の多年草です。

18世紀にメキシコで発見されて以来、多くの品種が作られ、その数は3万種と言われています。

色は青と緑以外であればほとんど揃うと言われており、咲き方は花が外に反り返って八重に咲くストレートカクタス咲き、花の先端が割れ、フリルのようになるフリルド咲きなどがあります。

ダリアは桜が散る頃に球根を植えるとすくすく育ち初夏に一番花を咲かせ、秋に二番花を咲かせます。

2.ダリアの開花時期っていつ?育て方は?

月毎に分けて、生育状況をみてみましょう。

ダリアは4月下旬から7月「生育期」

地植えであっても暖かい時期であれば、春先に咲き始めるものもあります。この時期から、ハウス内で育った開花した苗・種・球根が流通しはじめます。

苗から育てた場合=霜が降りる地域以外は地植えでも鉢植えでも大丈夫です。霜がおりる場所であれば、霜がおりなくなるまでは外での管理はやめましょう。

種から育てた場合=春先に種まきしましょう。球根から育てた場合=暖かい地域であれば4月までに、霜がおりる場所であれば、4月下旬から5月中に球根を植え付けましょう。

ダリアは8月・9月が「生育停滞」

苗から育てた場合=生育が衰える時期で、花の質がいっきに落ちます。日よけなど暑さ対策を行ったり、花の終わったものを順次切り戻ししたりする必要があります。

9月頃から生育が徐々に再開するので、緩効性の肥料を施しましょう。種から育てた場合=発芽し、大きく育ってきたらポットを徐々に大きくしましょう。

球根から育てた場合=順調に大きく育っていたら、苗から育てた場合と同じです。

10月はダリアの花が最も美しい季節

より草姿を保つためには、芽かき・花がら摘み・摘蕾を行う必要があります。

*生育状況により全タイプに共通します。

11月「休眠期への準備」

まだまだ咲き続けてはいますが、徐々に花数が減ってきます。霜が降りる場所は早めに対策を行う必要があります。

まず、株が枯れて休眠状態に入ってきたら、軒下などに移動し、水やりを行わず自然に上部を枯らします。それまでの間に霜がおりそうなときは室内の涼しい場所で管理しましょう。

ダリアの豆知識

掘り上げて管理する方法もありますが、失敗することが多いのです。乾燥により球根がシワシワになったり、腐ってしまったりするトラブルが多いです。

その対策方法として、「そのまま土に入れ、凍らない室内に置く」、方法です。数週間に1回さらっと水をあげましょう。

鉢で育てた場合は、鉢のままで大丈夫です。地植えの場合は、土がついたまま掘りあげて、鉢へ移し替えましょう。

霜が降りないあたたかい地域であればそのまま植えっぱなしで大丈夫です。地上部が切り取ったほうがいいです。

*生育状況に全育て方タイプに共通します。

翌春3月頃から

徐々に春に向け青々とした新芽が出てきます。出たのを確認したら、分球することは可能ですので、傷つけないように行いましょう。

ダリアの球根は根が肥大化したもの

ダリアの球根は根が肥大化したもので、塊根(かいこん)といい、茎から発芽します。

茎がついてないと芽が出ないのです。

ダリアの咲き方や色について

かなり多くの種類があるダリアです。最近では超大輪も出てきて、迫力満点のものもあります。

すべてをご紹介したいのですが、数が多すぎるので、今回はおすすめを紹介します。

黒蝶

セミカクタス咲き・花の大きさ20センチ・黒色が美しい花の劣化も少ないので、初心者向きです。
苗での流通も多くあります。

ランクリッツ

ボール咲き・花の大きさ9センチ・白の花弁に中心がほのかにピンク色。上品な色合いがかわいらしく、人気の品種です。

ジャバニーズビジョップ

ピオニー咲き

・花の大きさ8センチ

・黒みの強い銅葉

・朱紅色の花色

葉だけの時期だけもカラーリーフとして楽しめる品種。

ダリアの花言葉

ダリアは花色の種類が多いので全般の花言葉を代表でお伝えします。優雅さ・感謝・あふれる喜び・気品・栄華などが主な花言葉です。

色によっては、華やかな花言葉ではない場合がありますので、花言葉を気にされる方は必ずカラーによっての花言葉を調べてからお選び下さい。

最後に

種類や流通量が多いダリアですので、自分の好みを選ぶことができます。

咲き方・色・花の大きさなど、それぞれ見た目は違いますが、育て方の基本は同じです。

花が大きくなればなるほど、わき芽をかきなどの作業がでてきますので、初心者の方は中輪以下をおすすめします。

自分だけのダリアを見つけて、きれいに咲かせましょう。