敬虔な仏教徒が多いタイならではの習慣タムブン(徳積み)。タイでは参拝が盛んに行われ寺院もたくさんあります。
中でも「エラワン」「プラ・トリームールティ」「プラ・ビッカネート」はタイ国民の誰もが認めるパワースポットで、運気、恋愛、ビジネスなどの神様が祀られています。
3つの祠はお互いにとても近い距離にあり、バンコクに行った際はぜひ訪れて欲しい場所の一つです。
今回はバンコクのパワースポット巡りについてエラワン祠を中心に簡単に紹介します。
目次
1.まずはバンコクパワースポット巡りの基本「タムブン」を知ろう
「タムブン」とはタイ語で「徳を積む」と言う意味です。
現世での行いが来世の幸せにつながると強く信じられ、寺院への寄進や、托鉢僧への喜捨がタイでは盛んに行われています。
寺院への参拝や巡礼も徳を積む行為として「タムブン」に含まれています。
2.バンコク最強の運気向上パワースポット「エラワン祠」
1953年にエラワンホテル建設の際、トラブル続きで工事が進まなかったことから占星術師の勧めで造られたのがエラワン祠。
その後の工事が今までのトラブルが嘘のように順調に進んだことから願いが叶うスポットとして人々から愛されています。
ブラフマー神と言うヒンドゥー教の前身バラモン教の最高神であり、ヒンドゥー教ではシヴァ、ヴィシュヌと並ぶ三大神の一人が祀られています。
天地想像の神として崇められ、4つの顔と4つの腕を持っていて、仏教では梵天と呼ばれています。
2-1.何でも願いが叶う「エラワン」でタムブンをしよう
- まずはお供物を購入しましょう。線香、ロウソク、花輪がセットで20Bからあります。金額によって花輪が豪華になります。
- 境内の数カ所に火が用意されているので、線香に火を点けましょう。
- 線香を手に持ったまま拝みます。素足で正座をして行うのが正式な方法ですが、靴を履いたまま立ったままでも構いません。
- 線香を立てて、ロウソクはすでに立てかけられているものから火をもらい立てます。最後に花輪をお供えします。
2-2.「エラワン」でタイの伝統舞踏も奉納できる
境内の東家では、常にタイの伝統舞踏が見られます。これは願掛け祈願や、願いが叶った人が踊りを奉納するためのものです。
2人260Bからの価格設定で、金額によって踊り子の人数が異なります。
奉納する人は踊り子の前で素足に正座で座ります。
3.バンコクの恋愛パワースポット「プラ・トリームールティ祠」
東南アジア最大のショッピングセンター、セントラルワールドの目の前に鎮座する2つの祠。
向かって左側が、ここ数年話題の恋愛の神様が祀られてい「プラ・トリームールティ」です。
地元の若い女性や海外旅行中の女性がひっきりなしに参拝に訪れる場所です。
祀られているトリームールティ神はヒンドゥー教の三大神、破壊神シヴァ、維持神ヴァシュヌ、創造神ブラフマーが三位一体になった最高神です。
3-1.本気の恋を叶えたい時は木曜21:30に参拝!
「プラ・トリームールティ」がパワーを発揮するのは毎週木曜日21:30とされていて、この日時になると男女問わず多くの人が参拝にきます。
近くの道沿にある露店でお供えもののバラの花、赤い線香、赤いロウソクを買いましょう。バラは9本が縁起がいいとされています。
線香に火を点け、素足に膝をついてお願いごとをします。丁寧にお願いごとをした後にロウソクに火をもらい、バラの花をお供えしましょう。
4.バンコクの仕事運向上パワースポット「プラ・ピッカネート祠」
セントラルワールドの向かって右側が、ビジネスや学業の神が祀られている「プラ・ピッカネート」です。
祀られているガネーシャ神は破壊神シヴァの息子で、富と繁栄、知識と学業、芸術などにご利益があります。
2010年にセントラルワールドで発生した大規模デモの際に、ガネーシャ神の周辺がほぼ無傷であり、災いを取り除くご利益もあるとされています。
お供物は線香9本、ロウソク、花輪で、近くの露店で売られています。
まとめ
タイと言えば仏教の国でパワースポットがたくさんあります。
上記で紹介した場所以外にもバンコクやタイ国内にはパワースポットがありますが、比較的行きやすく、ご利益がある3カ所をピックアップしました。
バンコクに行かれる際にはぜひ足を運んでみてください。