近代化が著しい一方、まだ素朴な雰囲気を残している上に物価も安いベトナムは人気の旅行先です。
今回の記事では、ベトナム一の大都市で、ショッピングや観光に人気のホーチミンへの4日間の旅行にかかる費用を調べてみました。
目次
1.各旅行会社で比較!ベトナム旅行のツアー費用とは
旅行大手2社の、ホーチミン4日間のツアー料金を比較してみると次のようになります。
A社のベトナム旅行費用
安いツアーでは、1月から3月の設定で出発日によって価格は変わってきますが、34,800円から74,800円というものがあります。
成田発着でベトナム航空の直行便利用、送迎なし、現地フリー、スタンダードクラスホテル利用という条件です。夜着、早朝出発なので現地でゆっくり過ごせるのは2日です。
高いツアーは133,800円から203,800円というものがありました。上記の安いツアーに比べて1番の違いはホテルのグレードです。
また、日系の航空会社利用で現地では往復の送迎付きになっています。夜着、朝出発なので現地での滞在時間は安いツアーと同じくらいです。
こちらは設定が1月から9月と長くなっているので、価格帯の幅も大きくなっています。
B社のベトナム旅行費用
安いツアーは2月から7月の設定で34,800円から59,800円です。ただし、GWの設定はありません。
ベトナム航空の直行便利用、送迎あり、ベトナム名物のバインミーとコーヒーのクーポンが付いている上に現地ではシャトルバス乗り放題などの特典もついています。
ホテルはエコノミークラスなので、ここで費用を抑えているようです。高いツアーは1月から7月の設定で、179,800円から254,800円というものがあります。
安いツアーとの大きな違いはホテルのグレードで、こちらはデラックスホテルの利用になります。また、航空会社も日系になっています。
2.ベトナム旅行が安い時期はいつ?
ベトナムには雨季と乾季があり、観光がしにくい雨季はツアー料金も安くなります。ただし、ベトナムは南北に長いので、地域によって観光のベストシーズンが大きく違ってきます。
南部のホーチミンを例にとると、11月から3月が乾季で観光に適した季節ですが、費用も総じて高くなります。反対に5月から10月の雨季と、うだるような暑さの8月は料金が安くなります。
ちなみにダナンやフエのある中部の乾季は2月から6月、ハノイのある北部の乾季は10月から3月がおすすめの季節になります。
3.個人手配でベトナム旅行に行く場合の費用
個人手配のベトナム旅行費用①「航空券」
日本からホーチミンへは直行便が出ていて、25000円くらいから航空券が入手できます。乗継便なら15,000円くらいからあります。
乗継便でもさほど時間のロスがない場合もあるので、費用を抑えたい場合は検討してみると良いでしょう。
ただし、この値段には燃料サーチャージや空港使用料が含まれていない場合が多いので、注意が必要です。
空港使用料だけでも日本とベトナム両方を合わせると5,000円を超えてしまいます。
個人手配のベトナム旅行費用②「宿泊」
宿泊代金は日本と比べるとかなり安価に感じられます。スタンダードクラスなら1泊5,000円前後、高級ホテルでも12,000円前後で泊まれます。
たいていの場合これは1室の値段で2人は泊まれますので、1人当たりの値段は半分になります。ただし、ビーチリゾートの場合はこれよりもかなり高めの価格になります。
個人手配のベトナム旅行費用③「食費」
フォー(麺)やバインミー(サンドイッチ)などの軽食は1食100円前後と非常に安く食べられます。
レストランならローカル店で約500円、中級レストランで500円から1,000円くらい、高級レストランでも1,200円程度が目安になります。
個人手配のベトナム旅行費用④「観光」
ホーチミン市内の主な観光施設の料金は
戦争証跡博物館 約75円
歴史博物館 約75円
動・植物公園 約150円
などと総じて日本よりかなり安くなっています。ただしサイゴンスカイデッキが約1,000円のように、かなり他所より高い入場料を取るところもあります。
個人手配のベトナム旅行費用⑤「現地オプショナルツアー」
ホーチミン半日市内観光 約3,300円
クチトンネルとメコン川クルーズ(1日)約8,000円
水上人形劇 食事つき約6000円 食事なし約3,000円
となり、これらを希望する場合は旅行代金にプラスの出費になります。
最後に
ベトナムは日本から近く物価も安いので、ツアーを利用しても、個人で手配しても比較的リーズナブルに旅行ができるでしょう。
人も穏やかで豊かな熱帯の自然が残るベトナムは旅行先におすすめです。