ヴィーガンに優しい国インドネシア!ベジタリアン志向が高まる事情とは

ヴィーガン

近年インドネシアではベジタリアン志向が高まっていて、ヴィーガンの方が旅行するにはおすすめの国です。

首都ジャカルタのスーパーではオーガニック野菜専門のコーナーが設けられているのをよく目にします。

レストランではベジタリアンメニューも豊富で、ヴィーガン専門のレストランもあります。

今回の記事ではインドネシアのヴィーガン事情について簡単に紹介します。

1.まずはインドネシアのヴィーガン料理をご紹介!

インドネシアの一般的な料理の大半は、デフォルトでヴィーガンやベジタリアンに適した料理になっています。 その中でも代表的な料理を下記に紹介します。

インドネシアのヴィーガン料理①「ウラプ・ウラプ」

野菜をたっぷり食べられるインドネシアの野菜の和え物です。ウラプ・サユールとも呼ばれます。たっぷりのココナッツと茹でた野菜を和えた料理です。

ごはんと一緒に提供されるこの料理は唐辛子が使われているのでスパイシーです。

インドネシアのヴィーガン料理②「チャプチャイ」

直訳すると「野菜ミックス」、中華の福建料理から影響を受けた野菜炒めまたは中華風スープです。

「バリ風八宝菜」とも呼ばれています。食材にはニンジン、ナパキャベツ、ネギ、醤油などを使うのが一般的です。

インドネシアのヴィーガン料理③「ガドガド」

ほうれん草、ブロッコリー、トマト、ニンジン、厚揚げ、などを茹でて適当な大きさに切り、ブンブ・ガドガドと呼ばれる甘辛いピーナッツソースをかけます。

その上からエシャロットをフレーク状に揚げたバワン・ゴレンを散らします。

インドネシアのヴィーガン料理④「ベジタブルカレー」

インドネシアの定番と言えばベジタブルカレーです。

タイカレーのように、黄色が最もマイルドで、緑が最も辛い傾向にあります。

地域によって作り方や香辛料が異なり、西スマトラでは シナモンスティックやアニス、ジャワではレモングラスやこぶみかん葉を使用します。

2.インドネシアはスーパーフード「テンペ」の発祥の地!

インドネシアは、ビーガンやベジタリアンの旅行者にとって素晴らしい場所です。地元で採れた新鮮な野菜や果物をふんだんに使ったヴィーガン向けのインドネシア料理は、手頃な価格で手に入れることができます。

また、豆腐やテンペといった大豆タンパク質の代替食品が広く使われているため、植物性の食事をお探しの方にも選択肢のひとつになります。

ベジタリアンやセレブの間で注目されるテンペは、大豆発酵食品で、高タンパクで肉の代替品として重宝されています。

茹でた大豆をバナナの葉に包むとバナナの葉にあるテンペ菌の作用で発酵し、テンペが出来上がります。

納豆の様な臭さはなくカリカリとした食感です。特にカシューナッツとの愛称は抜群です!

インドネシアで発祥した伝統食品テンペは、地元のレストランのみならず、屋台、フードコートでも気軽に食べることができます。

多くのインドネシア人は特にベジタリアンやビーガンのライフスタイルを送っているわけではなく、そうすることは比較的目新しいことです。

しかし、麺類や米を主食とする多彩な料理があるため、インドネシアの小さなカフェやレストランであるワルンでは、植物性食品を使った料理を食べることができます。

バリ島では、健康とウェルネスというコンセプトが島のあらゆる側面に浸透しています。

ホリスティック・リトリートのメッカとして知られるバリ島は、ヴィーガンやベジタリアンの旅行者にとっても天国であるべきだと論理的に考えられており、その期待は裏切られない。

西洋料理中心の店から、地元料理のビーガン版専門店まで、旅行者はさまざまな選択肢に恵まれる。旅行者は選択肢に困ることはないでしょう。

3.根っからのヴィーガンは要注意!インドネシアの魚醤、えび、卵

東南アジアでは乳製品はあまり使われないため避けられるものの、最大の問題は、魚醤、えびのペースト、卵です。

また大半のインドネシア料理のベースは、えびのペーストまたは魚醤を使用するのが一般的です。よく使われるホットでスパイシーなサンバルソースにも小エビが含まれています。

魚醤、えび、卵を避けたいかたは下記の3つのフレーズを覚えておきましょう。

「タンパテラシー」:エビのペーストなし

「タンパソースイカン」:魚醤なし

「タンパテルル」:卵なし

4.インドネシアの観光地バリ島のヴィーガンレストラン

インドネシア最大の観光地バリ島にあるレストランをいくつか紹介します。

Peloton Supershop

ビーチからやや離れた街中にあるレストランです。

おすすめはブロッコリー、カボチャ、炙った玄米、マリネしたテンペ、ニンジン、キュウリ、キャベツ、カシューナッツなどをピーナッツソースにつけて食べるパワーハウスボウルです!

ターメリックラテと一緒に堪能しましょう。

住所:Jl. Pantai Berawa No.46, Tibubeneng, Kec. Kuta Utara, Kabupaten Badung, Bali 80361

URL:www.pelotonsupershop.com

営業時間:午前8時〜午後9時30分

Matcha Cafe

綺麗に整備された田んぼに面したカフェで、抹茶をたっぷり使ったヴィーガン料理を提供しています。

地元の人から愛されているカフェで15時から17時まで多くの人で賑わっています。店員さんもお客さんも皆とてもフレンドリー!

マクロビオティックレインボーボウルと見た目が鮮やかな抹茶ビーガンヌテッラミルクセーキがおすすめです。

住所:l. Pantai Berawa No.99, Tibubeneng, Kec. Kuta Utara, Kabupaten Badung, Bali 80361

URL:www.matchacafebali.com

営業時間:午前7時30分〜午後7時

Nude Canggu

伝統的なインテリアと心地良い音楽が流れる、雰囲気が最高なお店です。

屋内席とテラス席があり、一人でも食事ができるテーブルもたくさん用意されています。

カフェのメニューは主に肉が含まれていますが、リクエストに応じてヴィーガン用メニューを提示してくれるのでヴィーガンでない友達と食事をするには最適なレストランです!

住所:Jl. Pantai Berawa No.33, Tibubeneng, Kec. Kuta Utara, Kabupaten Badung, Bali 80361

URL:www.nudeincanggu.com

営業時間:午前7時〜午後10時

まとめ

上記で紹介したもの以外にもインドネシアは新鮮な野菜や果実を使った料理やヴィーガンに対応したレストランがたくさんあります。

この記事を参考に自分の足で探してみるのも旅行の醍醐味でしょう。

ヴィーガンやベジタリアンのみならず、健康志向の方もインドネシアに行ってみることをおすすめします。