若者が使っていた言葉「ガンダ」とは?語源や類義語、例文も紹介

ガンダ

ガンダという言葉が、どういう意味なのか、どのように使われるのか気になっていませんでしょうか。

「ガンダ」は、今から20年以上も前の2000年頃に若者が使っていた言葉で、今ではほとんど使われていない言葉です。

今回の記事では、ガンダの語源や意味、例文などを紹介します。

1.ガンダとは?語源を紹介

「ガンダ」とは、簡単に要約して伝えるとガンダッシュを省略した言葉であり、全身全霊で走る、全力で走って向かうことを表現する言葉です。

そもそも「ガン」という言葉は「ガンガンいく」の短縮形で、「ものすごい!」や「動作が激しい!」などを意味を強調して使います。

ガンガンとは、硬いものを激しく叩いたときに出る音に由来する言葉です。ここから、「乱暴な行為」という意味で使われるようになりました。

ガンガンは次のように使われます。「二日酔いで頭がガンガンする」などです。

ガンダという言葉の語源を調べていくと、いつ生まれたのかに関しては、2000年頃に「ガン」という言葉が流行ったのがきっかけでよく使われていました。

ガンを使った代表的な言葉には「ガングロギャル=ものすごく黒いギャル」「ガンミ=ものすごく見る」などの言葉もあります。どちらのガンも「すごい」という意味を強調するために使われているのです。

その言葉と同様に、「ガンダ」という言葉が生まれたのです。

2.ガンダの類義語とは?

ガンダの類義語①「ガンミ」

ガンミとは、まっすぐ目標物を見ること、ずっと同じところを見ることを指します。「ガン見」とは反対の意味を持つ対義語は「チラ見」です。

例文

あの人、ものすごいガンミしてくる。

ガンダの類義語②「ガン無視」

ガン無視とは、ガン+無視の造語であり、相手の行動や言葉、誘いなどを全く反応しない、無視することです。

例文

あの人のこと嫌いだからガン無視で。

ガンダの類義語③「ガン萎え」

「ガン萎え」とは、何かをきっかけにやる気や好きという気持ちがものすごく失われることです。この言葉は、”ガン”+動詞の衰える “からなる造語です。

例文

朝から電車乗り遅れて、ガン萎え。

3.ガンダの例文

「ガンダ」という言葉に馴染みのない方は、どのような使われ方をするのか想像がつかないかもしれません。理解しやすいように、例文をご紹介します。

 1.学校の休み時間に、チャイムが鳴ったけど、ガンダしたら間に合った。

動詞形である「ガンダする」の使用例です。

このように造語に「する」をつけて動詞にする傾向は、若い人の言葉遣いによく見られます。

電車やバスに乗り遅れそうな時であったり、トイレに駆け込んでいる時であったりなど、急いでいるときに「ガンダ」する人は多いです。

 2.今すぐ会いたいからガンダで向かう

「ガンダ」は急いで行くことを表現するときに使われます。普通に「今から急いで向かいます」と言うよりも、力を入れて動いているイメージが伝わるかもしれません。

 3.仕事が終わったら、間に合うかわからないけど、ガンダでディズニーに行く

SNSの投稿でよく見かける「Disney in Ganda」というフレーズです。

用事を済ませた後、急いで東京ディズニーリゾートに遊びに行くという意味合いです。「早く遊びたい!」という熱意が伝わってきます。

いかがでしたでしょうか。

ガンという言葉はよく使われており、 「がんばる」も「がんがん」から派生した言葉です。

ぜひ参考にしてください。