ジャマイカと言えば、何と言ってもレゲエ!
あのリズムと歌詞の政治性は、日本人の心にもバシッと届きます。
それに、最近では、ウサイン・ボルト!あの超人的な身体能力には、恐れ入ります!
遠く離れたジャマイカだけど、みなさん、いろいろなイメージを持っていることでしょう。
ジャマイカの文化や習慣を知ろう
1.ジャマイカって、どんな国?
ジャマイカは、中央アメリカ、カリブ海に浮かぶ島国で、大きさは、秋田県とほぼ同じぐらいです。
国名のジャマイカは、先住民の「木と水の地(泉の地)」という意味の言葉、「ザイマカ」に由来します。
国民の9割がアフリカ系なのは、植民地時代にプランテーションで働かせるために、アフリカより連れてこられたからです。
2.ジャマイカの文化的特徴
2-1 英連邦の一員で、英語を話し、アメリカのラジオが聴ける!
中南米のかつての植民地国の多くは、スペイン語を話しますが、ジャマイカは、最初、スペインに統治された後、イギリス領となったため、公用語は、英語です。
また、ジャマイカ国内で、アメリカのラジオを聴くことができ、それが、ジャマイカの音楽シーンだけでなく、さまざまな文化に大きな影響を与えています。
2-2 レゲエのラスタカラーには、意味がある!
レゲエシンガーがよく身に着けているラスタカラー(黒、赤、緑、金色)は、単なるファッションではなく、意味があります。
ジャマイカ独立のために戦った黒人の黒、流された血の赤、ジャマイカの自然の緑、太陽の金色です。
ジャマイカの労働者階級と農民を中心に発生したアフリカ回帰の宗教的思想運動のシンボルカラーであり、伝説的レゲエシンガーのボブ・マーリーによって大きく広がりました。
3.ジャマイカと日本の文化の違い
3-1 人工妊娠中絶が認められていない!
ジャマイカでは、人工妊娠中絶は、法律で認められていません。
しかし、どこの国でも同じように、若い人たちの無計画な妊娠や出産は教育レベルを下げ、貧困に拍車をかける傾向があります。
しかし、ジャマイカでは子供は、神様から授かった大切な宝物で、社会全体が守って育てるという考えがあります。
3-2 ドレッドヘアは、ラスタファリズムの教え!
ドレッドヘアは、今や、レゲエシンガーだけでなく、スノーボーダーなどいろいろな人がしていますが、ファッションというより、一つの宗教的信念です。
つまり、ジャマイカのアフリカ回帰運動=ラスタファリズムでは、人間の体を神殿として扱っており、自分の体に刃物をあててはいけないという規律があり、髪の毛は伸びっぱなしになります。
長い髪の毛を短くするため、ドレッドヘアにしています。
4.ジャマイカの食文化
4-1 ジャマイカコーヒーと言えば、ブルーマウンテンコーヒー!
ジャマイカの国土の80%が山地で、そこでコーヒーが栽培されています。
その中でも、ある特定のエリアで栽培されたコーヒーのみが、ブルーマウンテンと名乗ることができます。
苦味、甘味、香り、コク、酸味が絶妙なハーモニーを奏で、日本にはファンが多いです。
4-2 ジャマイカ料理といえば、ジャークチキン!
ジャマイカを代表する料理といえば、スパイシーな調味料で味付けされたジャークチキンです。
単に辛いだけでなく、ハーブのさわやかさ、コクの深いスパイスがおいしいグリルチキン料理です。
5.ジャマイカで気をつけたいこと!
路上でのスリやひったくりはもちろん、ホテルの部屋の中でも盗難がありますから、気をつけましょう。
また、銃の入手が簡単なので、銃を使った犯罪も多発しています。
また、マリファナがとても身近なので、トラブルに巻き込まれないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ジャマイカに行ってみたくなりましたか?
明るい陽光のカリブ海の島、そして大音量のレゲエというイメージが強いジャマイカですが、いろいろな顔を持っていることがわかっていただけたと思います。