日本には、昔からお金にまつわることわざや格言がたくさんあります。日本だけかと思ったら、世界中どこにでもお金にまつわることわざ、格言がいっぱいあります。
それほど、人間とお金は切り離せないものなんですね。お金にまつわる悲喜こもごもは、古今東西を問わないのかもしれません。
ここでは、種類別にお金にまつわることわざを集めてみました。
- 「時は金なり」: このことわざは時間の価値を強調しています。時間を無駄にしないようにという教訓が込められています。
- 「金の切れ目が縁の切れ目」: お金がなくなると、友情や関係が壊れる可能性があることを示しています。つまり、人間関係がお金に依存している場合、その関係は本物ではないという教訓です。
- 「貧乏暇なし」: お金がないと、生計を立てるために働かざるを得ないという意味です。貧困は休む暇を与えない、という教訓が込められています。
- 「一富士、二鷹、三茄子」: 元日に初夢として見るべき三つの吉夢を挙げたことわざです。富士は「不死」や「富士」と掛けて、鷹は「高く飛ぶ」ことから昇進や出世、茄子は「成す」に通じて目標達成を意味します。これらは間接的に富や成功を象徴しています。
- 「塵も積もれば山となる」: 小さな努力や節約も積み重なれば大きな結果を生む、という教訓があります。これは貯蓄や投資にも当てはまる考え方です。
目次
1.世界で最も有名なお金にまつわることわざは?
「時は金なり」
「時は金なり」は、英語の「Time is money.」から来ています。
時間は目に見えるものではありませんが、お金同様価値があります。
時間は、お金と同じように、無駄に浪費してはいけませんと言う意味です。
2.恋愛とお金のことわざ
金の切れ目が縁の切れ目
「金の切れ目が・・・」はよく聞きますよね。それと同じ意味で使われるのに、「愛想つかしも金から起きる」と言うのがあります。
色男 金と力はなかりけり
「色男・・・」も有名です。女にもてる男と言うものは、財力も力(腕力)も持っていないと、色男を半分冷やかし、半分羨ましがっているといえますね。
一押し二金三男(いちおしにかねさんおとこ)
「一押し・・・」は、聞きなれないかもしれませんが、女性の愛を獲得するために必要なものを順番に言っています。
これには続きがあって、「一押し二金(ここまでは同じ)三暇四男五芸」だそうですよ。ルックスだけでは、女を振り向かせることができないということらしいです。
3.親子とお金のことわざ
いつまでもあると思うな親と金
「いつまでも・・・」は、親からも、年配の人からもよく言われませんか?時には、耳に痛いときもありますよね?
あなたのことを思ってくれる親や、その親が無償で与えてくれるお金というものは、いつまでもあるものじゃない、いつかは途切れるものですよと言っています。
いつまでも頼らず、自立しなさいと言う意味です。今の世の中、パラサイトシングルって言葉がありますけど・・・。
親子の仲でも金銭は他人
「親子の仲は・・・」は文字通りの言葉。「金に親子はない」と言うのもあります。
4.お金の力に関することわざ
地獄の沙汰も金次第
「地獄の・・・」は、「阿弥陀(あみだ)の光も金次第」と言う続きがあります。なるほど・・・。
先立つものは金
「先立つもの…」には、お金がないと何もできないという意味が込められています。つまり、まず必要なものはお金という意味です。
金が物を言う
「金が物・・・」とは、財力が効果を発揮する、お金さえあれば、どんな難事でも解決できるという意味です。同じように、「権力が物を言う」というのもありますね。
どちらも、なんだか気分が悪いですよね。
でも、取り方次第では、何でもお金で解決できるのだから、無駄遣いをやめて、いざというときのためにお金をためておくと困らないよとも取れます。
5.お金の節約に関する極意のことわざ
安物買いの銭失い
「安物・・・」は、よく聞きます。今や、モノにあふれた暮らしをしている人が多いですが、そんな人は、十分なモノがあるのに、バーゲンだ、特売だと言っては買い込んでいるんですよね。
そして、断捨離なんてしてるんですから、お金は貯まりません!お互い気を付けましょう。
無い時の辛抱 ある時の倹約
「無い時の・・・」は、節約の極意中の極意でしょう。
「お金が無い時にも借金なんかしないで我慢して、お金があるようになっても無駄遣いせず、倹約してお金を貯めましょう」と言う意味です。
確かにお金は貯まるかもしれないけど、なんか楽しみがないような・・・。
まとめ
お金にまつわることわざを、シーン別に集めてみました。いかがでしたでしょうか?
耳に痛いことわざ、なるほどと納得のことわざ、実際にはできっこないよなぁと思うことわざ・・・などなど。どれか一つでも覚えて、生活に役立ててくださいね。