スリランカと言えば、インド亜大陸の南東にある小さな島というイメージの他、セイロン紅茶などが最初に思い浮かぶかもしれません。
他にどんなイメージがあるかと問われると、「ウッ」と言葉に詰まってしまいます。
ここでは、文化や習慣、タブーなどから、スリランカについて探ろうと思います。
スリランカは魅力的な国?文化・習慣からスリランカを知ろう
1.スリランカって、どんな国?
スリランカは、インド亜大陸の南東に位置する、北海道より一回り小さい(0.8倍)面積の島国です。1948年にセイロンとして独立、その後1972年にスリランカ民主社会主義国となりました。スリランカとは、「光り輝く島」という意味で、その自然の豊かさ、美しさから「インド洋の真珠」と呼ばれています。
2.スリランカの文化の特徴
2-1 各家庭にかかりつけの占い師?
スリランカは、国民の70%が仏教徒ですが、占星術も盛んです。
インド占星術の流れをくみ、スリランカで独自の発展を遂げました。
日本では、それぞれの家庭に、かかりつけ医がいるように、スリランカではかかりつけの占い師がいるそうです。
人生の節目、節目で占ってもらいます。
2-2 アーユルヴェーダといえば、スリランカ?!
アーユルヴェーダとは、サンスクリット語のアーユス(生命)とヴェーダ(科学)を組み合わせた、五千年の歴史を持つ伝統医療です。
現代の忙しい暮らしに疲れた私たちを、自然の力で癒してくれるのがアーユルヴェーダです。
アーユルヴェーダといえば、インドが本場と思いがちですが、今やスリランカがアーユルヴェーダで人気を集めています。
スリランカのアーユルヴェーダは、スリランカ独自の伝統医療とインドから伝わったアーユルヴェーダが融合し、豊かな薬草を贅沢に使うのが特徴です。
3.スリランカと日本の文化の違い
3-1 スリランカにはお墓がない?
スリランカの仏教は、上座部仏教で、人が亡くなるとこの世とのつながりはなくなり、ただのものにあるという考えなので、お墓がありません。
スリランカにもお墓がないわけではないですが、他の宗教の人たちのものと考えていいでしょう。
3-2 スリランカのお正月はいつ?
スリランカの新年は、毎年4月です。毎年4月13日か14日が新年明けになりますが、占星術によって毎年変わります。
とはいえ、爆竹や花火を挙げて祝うのは、どこともよく似ています。
4.スリランカの食文化
4-1 なんといっても、セイロン紅茶!
スリランカで紅茶が作られるようになったのは、わずか130年前のことですが、今や、スリランカは世界有数の紅茶産地であり、旧国名のセイロンを冠したセイロン紅茶は、美味しい紅茶の代名詞と言われています。
周囲を海に囲まれた地形と、モンスーンによる雨と風のバランスがあの美味しい紅茶を生み出します。
4-2 スリランカカレーは激辛?
スリランカカレーは、油分が少なく野菜たっぷりでとってもヘルシー!
スリランカでは、数種類のカレーが供されますが、それらをお皿の上で混ぜて食べるのがスリランカ流。
香辛料が多く使われているので、かなり辛いことで有名です。
スプーンではなく、右手を使って食べるのがマナーです。
5.スリランカで気をつけたいタブー
スリランカでは、公衆の面前で、女性が喫煙したり、飲酒をしたりすることは×です。
観光客に対してはそれほど厳しくないとはいえ、避けた方が賢明でしょう。
また、寺院では、キャミソールやノースリーブ、ミニスカートやショートパンツなど、肌を露出するものはNGです。
入場を断られることもあるので、ご注意ください。
まとめ
スリランカは、穏やかな気候、豊かな自然、フレンドリーな国民性で、最近は、観光地としての人気も上昇中です。
せっかくスリランカに行くのなら、文化や習慣、タブーなどを知ってから行くとよくわかりますよね。
ぜひ、参考にしてくださいね。