マレーシアは世界で最も植物の種類が豊富な国の1つであり、15,000種以上の花、植物が生息しています。
マレーシアのボルネオ地域の熱帯雨林は1億3000万年前から広大な地域を覆っていて、未発見の植物も多数存在すると言われています。
今回の記事ではマレーシアの花や植物を厳選して紹介します。
目次
1.異国情緒あふれるマレーシアの花や植物を紹介
マレーシアの花・植物①「ハイビスカス」
マレーシアの国花ハイビスカスは、国のいたるところに咲いています。
5枚花びらから成るハイビスカスは「トランペットの花」とも言われています。
マレーシアでは市街地や海辺などに必ず咲いていて、様々な色とサイズのハイビスカスを目にするでしょう。
マレーシアの花・植物②「ラン」
ランは、マレーシアを代表する花のひとつです。
800種以上が西マレーシアの熱帯多雨林に存在しますが、ボルネオ島のサバ州とサラワク州ではなんと2500種が確認されています。
道路の脇に沿って咲いている紫色の竹ランはとてもきれいです。
マレーシアの花・植物③「ラフレシア」
食虫直物として有名なラフレシアには様々な呼び名があります。
直径が最大1メートルに及び、これは世界最大の単体の花です。
赤と白のラフレシアは、悪臭を放つことから「臭い死体」と呼ばれます。
ラフレシアを含む多くの食虫植物は、サバ州とサラワク州の山岳に生息する傾向があります。
マレーシアの花・植物④「イクソラ(サンタンカ)」
鮮やかな朱色のイクソラは石畳などに咲く低木の一種です。
住宅地や公園などで目にすることができます。
マレーシアでは朱色以外にもピンク、オレンジなど熱帯地方特有の色合いを見ることが可能です。
種子がやや尖っているように見えるため「ニードルフラワー」とも呼ばれています。
マレーシアの花・植物⑤「ウツボカズラ」
食虫植物として有名なウツボカズラはマレーシアで最も珍しい花と言われています。
管状の胴体からあまい香りを放出し、小さな虫を誘惑し、捕らえられて体内で消化します。
ウツボカズラは大きいものになると50㎝になり、ネズミやコウモリなども捕食することがあります。
マレーシアの花・植物⑥「ブーゲンビリア」
ブーゲンビリアは観賞用のつる植物の一種で、マレーシア国内のイポーという都市の公式の花です。
熱帯気候で成長するため東南アジア諸国で目にすることが多いです。
ブーゲンビリアは、栽培が簡単で一年中美しい花が咲くため、マレーシアで人気の花です。
マレーシアの花・植物⑦「ベゴニア」
熱帯諸国に生息するベゴニアは、赤、黄、ピンク、オレンジ、白など様々な色を楽しめます。
多年草なので時期を問わず花をつけています。
ベゴニアは場所を問わず咲くので、伝統的な寺院の近くにある日陰エリアなどで栽培されていて、活躍の場は広いです。
マレーシアの花・植物⑧「シーリングワックスパーム」
マレーシア、スマトラ、タイの固有種で「リップスティックパーム」の愛称で呼ばれています。
幹の一部が鮮やかな赤でマレーシアの人たちは赤をおめでたい色と好むため、公園や庭によく植えられています。
大きさは16メートルにも及び亜熱帯地方らしさを感じる植物です。
マレーシアの花・植物⑨「コロカシア」
「像の耳」の愛称で呼ばれているコロカシアは、大きな繊維性植物です。
マレーシアと東南アジア諸国では、たいてい道路の脇に生えています。
コロカシアの巨大な葉は、1.5メートル以上に成長し、一部の種は食用として活用されています。
マレーシアの花・植物⑩「クジャクヤシ」
葉の形が魚の尾ひれに似ているため「フィッシュテールパーム」とも呼ばれています。
マレーシアにはたくさんのヤシが生息していますが、そのユニークな見た目から魅力的なヤシの一つとされています。
公園や街道以外にも、家庭菜園としても人気のヤシです。
まとめ
以上、マレーシアの花・植物を厳選して紹介しました。
マレーシアの観光は寺院やダイビングなどが有名ですが、豊富な花や植物も魅力の一つです。
この記事をきっかけにマレーシア観光ついでに、花や植物を楽しんでいただければ幸いです。