
車を買おうと意気込んでお店に行って、ローンに申し込んだら「できない」と言われたらどうしますでしょうか。
車のような大きなものからスマホ本体まで、今やさまざまな場面で、ローンと縁のない生活はむずかしいです。
もし、「ローンが組めません」と言われたら、その理由は何でしょうか。もし、ブラックリストに載っていてローンが組めないとしたら、どうすればいいのでしょう。
今回の記事では、あなたのそんな疑問に答えます。
目次
1.ローンを組めない理由や原因とは
ローンを組めない原因①「信用情報に問題がある」
信用情報とは、ローンなどを利用しようとする人の返済・支払い能力に関する情報で、銀行、クレジットカード、貸金業の3つの団体がそれぞれ持っていますが、三者で情報は共有されています。
では、どんな場合が信用情報に問題があると言えるのでしょう。まず、借り入れのトータルが多いことです。
貸し倒れを防ぐため、「年収の1/3までしかお金を貸してはいけない」という総量規制があります。
次にブラックリストに載っている場合です。ブラックリストについては、次章で詳しく説明します。
三つ目は、信用情報に一切履歴がない場合です。人が30,40歳まで生きてきて一度もクレジットカードを使ったことがないなんて考えられますでしょうか。
履歴がないというのは、逆に、過去に何か問題を起こしたのではないかと疑われます。
ローンを組めない原因②「申込みに問題がある」
ローンを組みたいばっかりに、年収や勤続年数などウソを書いていると、すぐにばれてしまいます。年収200万以下、勤続1年未満は組めない確率が高くなります。
申込みの際、職業や年収、家族などによってあなたについて点数化されますが、その点数があまりに低いと通りません。
例えば、職業別で、公務員なら70点ですが、無職なら5点です。つまり、将来にわたって収入が安定していて返すことができるかをチェックされます。
ローンを、短い期間にあっちでもこっちでも同時に申し込んでいませんでしょうか。あるいは、ほかのところでの借り入れが多くないでしょうか。こんな場合も、ローンは組めません。
2.ブラックリストでローンが組めない。いつかは消える?
ブラックリストとは?
ブラックリストとは、信用情報機関における「事故情報の記録」です。
今までのローンの返済で、延滞がある、任意整理、自己破産などの債務整理をした、あなたにかわって連帯保証人などが返済した(代位弁済)、延滞、滞納を繰り返したため強制解約されたなどで、いわゆる「ブラックリスト」=事故情報の記録に載せられます。
事実と異なったことが誤って記載されている以外は、消せません。
ブラックリストは一定期間後消えます
ブラックリストに載ると、一生消えないわけではありません。借り入れのすべてを解消してから、5~10年でブラックリストから消えます。
事故の種類、信用情報機関によって消える年数が異なります。以下の表を参考にしてください。
繰り返しますが、この期間が過ぎれば自然に消えるわけではなく、すべての借り入れを返済した後、この期間が過ぎれば消えるということを忘れないでください。
3.ローンを組めない方がすべきこと
どうすればローンを組める人になれるのでしょうか。
ローンが組めないということは、あなたに返済能力、支払い能力がないというレッテルを貼られたことになります。問題となるポイントを一つ一つていねいになくしていくしか方法はありません。
まず、借入件数、借入金額を減らしましょう。また、クレジットカードの履歴を良好なものにしましょう。滞納、延滞をなくし、1年以上良好な利用実績を作りましょう。
奨学金や税金の滞納もチェックされますから気を付けましょう。
最後に
ローンを組もうと思ったのに、組めなかったというのはショックでしょう。
事実と異なる情報が誤って載せられた場合以外は、厳しい言い方ですが、あなた自身が行ってきたことの結果です。地道にコツコツと信用を取り戻していきましょう。
間違っても、「ブラックOK」などという言葉にひっかからないでくださいね。