4月の行事やイベントってどんなのがあるの?と気になっていませんでしょうか。4月は卯月とも呼ばれており、卯の花が咲く頃という意味があります。
春の始まりを伝える気候の季節であり、月末には行楽シーズンへ突入いたします。今回の記事では、そんな4月の知っておきたい行事を簡単にまとめてみました。ぜひ参考にしてください。
4月(卯月)の行事やイベントまとめ
4月上旬の行事、旬の食べ物とは
花見
花見とは桜を鑑賞して楽しむことです。平安時代から貴族たちによって行われ、起源は嵯峨天皇が桜の下で宴会をしたことだそうです。
花見の風習はやがて武家社会にも受け継がれていき、江戸時代に入ってからは庶民も楽しむようになったのだとか。毎年3月の中旬頃になると開花予想日や見頃が発表されます。
花見団子
赤・白・緑でひとそろえとなる団子で、あんこが入ってないのが一般的です。赤は桜、白は白酒、緑は新緑を表すとされていて、食べることでそれらの力を体内に取り込められると考えられてきたそうです。
桜餅
塩漬けした桜の葉で包んだ生菓子で、関東と関西では違いがあります。関西は道明寺粉(餅米を粗めに砕いたもの)で粒のある餅であんこを包んでいます。関東では薄く焼いた生地であんこを包みます。
入学式
新しく学生を学校が迎えることを祝って行う儀式のことです。日本では一般的に、桜が咲く4月上旬に行われます。
会社では入社式であったり、保育園では入園式であったりなども同時期に行われ、世の中は華やいだ雰囲気の季節です。
4月8日(灌仏会)(花祭り)
仏教の開祖である釈迦が生誕した日。寺院の中に花で飾った「花御堂(はなみどう)」を設けることから、花祭りと呼ばれることもあります。
参拝者達は、祀られた釈迦像に甘茶を掛ける。甘茶とは、アジサイ科の植物を乾燥させて作ったお茶のこと。参拝者にも振る舞われ、それを飲むと無病息災となるとも言われています。
草餅
春、いち早く姿を現すヨモギの葉を茹でて突き込んだ餅。独特の風味があり、春の風物詩となっている。3月3日の桃の節句に食べることが多いが、灌仏会の際に草餅や草団子を食されることがあります。
4月13日(十三詣り)
数え年で13際になった子が虚空蔵菩薩を参拝し、願いを込めた漢字一字を奉納して、知恵を授けてもらう行事です。関東ではなじみが薄いものですが、関西では重要とされており、「知恵もらい」とも呼ばれております。
4月中旬の行事や旬の食べ物
山遊び・磯遊び
かつて農事や漁撈が忙しくなる前に山や海にご馳走を持って遊びに行く風習がありました。その日は村人全員で物忌みの日と決めてしまい、仕事をしてはならなかったと言います。
山には神様や先祖の霊が住んでいるとされていて、農事の前に宴を開くのは山から神様を迎えるため、磯に出かけるのは豊かな幸を与えてくれる海の神に感謝し、共に食事をされるためだったとされています。
土用の入り
立夏に直前十八日間の期間が土用という雑節。これが過ぎると季節は春から初夏に徐々に移り変わっていく。
土用は春に限らずどの季節も期間中に土をいじることはいけないと伝えられ、農作業は休みとなった。
また、その季節の勢いが最も盛んな時期とされ、この期間中は特に春らしい陽気を楽しめる。
4月下旬の行事や旬の食べ物
昭和の日
もともと昭和天皇の誕生日であり、平成になってから国民の祝日のひとつとされた。
制定当初は、昭和天皇が植物を好んでいたことにちなみ「みどりの日」とされていたが、2007年から「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」日として昭和の日と名前が変わりました。
4月の行事や旬のもの、歴史について紹介いたしました。是非参考にしてください。